製品化の背景と狙い

 98冷凍年度のパッケージエアコン市場は店舗・オフィスなどの堅調なリニューアル需要に支えられ、 ほぼ前年度並みの約80万台の需要が見込まれています。
 寒冷地区の小規模店舗やオフィスでは、夏場は冷房専用エアコン、 冬場はストーブなどの室内で火を使う暖房器具を使用するというケースが大半を占めます。 そのため、冬場はストーブの設置場所や、室内での石油の燃焼に伴う換気などが必要とされました。
 石油冷媒加熱式パッケージエアコンは、冷房時には通常のエアコンとして使用し、 暖房時には石油を燃焼させて冷媒を加熱させることで、 真冬の外気温がマイナス20℃に達するような厳寒地でも安定した暖房能力を発揮することができ、 年間を通じて使用することが可能です。
 従来の「冷媒加熱式石油カスタムヒーター」の室内ユニットでは、 天井側に設置するタイプしかなかったために、小規模店舗やオフィスなどにおいては、 天井裏のスペースが狭くて据え付けることができない、 また、買い替え時などにおいても据え付けが困難であるといった課題がありました。
 当社はこのようなニーズに対応し、 石油冷媒加熱式パッケージエアコンとしては業界で初めて壁掛形の室内ユニットを採用し、 商品化するものです。


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