新製品の主な特長

薄形モデル:SD―C2102

  1. 薄形光ピックアップヘッドや薄形ディスクモータの採用をはじめ、 高密度実装技術の採用により、厚さ12.7mm、幅128mm、奥行き129mmと、 現在ノートパソコンで標準となっている薄形CD-ROMドライブと全く同じ外形サイズを実現しています。

  2. 新開発の高性能のLSI開発により、 DVD-ROMディスク再生のデータ転送レートは最大3,268KB/s(2.4倍速)、 CD-ROMディスク再生のデータ転送レートは最大3,000KB/s(20倍速) と薄形DVD-ROMドライブとしては世界最速です。

  3. 現在、ノートパソコンで主流となっている軽量化のニーズに応え、 質量265gを実現しています。

  4. PWM駆動注1のディスクモータを採用する事により、 高速回転を実現しながら、低消費電力、平均3.0Wを実現しています。 また、ランダムアクセスタイムもDVD-ROMディスク再生時で160ミリ秒、 CD-ROMディスク再生時で110ミリ秒と薄形DVD-ROMドライブとしては 世界最速のアクセスタイムを実現していますので、 データベースやゲームタイトルなども最適に再生できます。

ハーフハイトモデル:SD―M1202

  1. 新開発の高速デジタル処理のLSIと高速再生対応光学ピックアップを採用することにより、 DVD-ROMディスクの再生時のデータ転送レートは最大6,535KB/秒(最大4.8倍速)、 CD-ROMディスクの再生時は最大4,800KB/秒(最大32倍速)を実現しています。

  2. ディスクの回転方式には、フルCAV方式注2を採用し、 平均ランダムアクセスタイムはDVD-ROMディスク再生時で135ミリ秒、 CD-ROMディスク再生時で95ミリ秒と、当社従来比15%の短縮を実現しています。

SD―W1101

  1. DVD-RAM規格バージョン1.0に準拠、ウォブルド・ランドグルーブ記録方式注3および、 相変化記録方式を採用し、DVD-RAMディスクに両面5.2ギガバイト(片面2.6ギガバイト) の高密度記録が可能です。

  2. 新規開発の高性能のLSIにより、 DVD-ROMディスク再生のデータ転送レートは最大2,700KB/s(倍速)、 CD-ROMディスク再生のデータ転送レートは最大2,400KB/s(16倍速)を実現しています。

  3. 5V単一電源の採用により、平均6.7Wの低消費電力を実現、 これにより動作温度範囲を5℃~50℃まで広範にするとともに、 ファン不要の防塵構造がとれ、高信頼性を図っています。

また、「SD―C2102」、「SD―M1202」、「SD―W1101」は全て、 従来シリーズと同様に650nm、780nmの2つの波長のレーザダイオードを搭載した高性能ピックアップを使用し、 DVD-ROM、DVD-Videoディスク、CD-Audio、CD-ROM、CD-R、 CD-RWディスク等も再生することができます。

注1 PWM:Pulse Width Modulationの略。 アナログ変化量をパルス幅に変換することにより高い駆動効率を得られる変調方式。
注2 CAV: Constant Angular Velocity(角速度一定方式)の略。 回転数を常に一定にすることによりディスクからデータを読み出す速度が外周になるほど速くなる回転方式。
注3 ウォブルド・ランドグルーブ記録方式:案内溝上(グルーブ)と 案内溝間(ランド)の双方にデータ記録を行うことにより、記録密度を高める方式。


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