新製品の主な特長

  1. ターンテーブル下の回転板に当社独自の形状を採用するとともに、 回転パターンを制御することで、 マグネトロンから放出される電波の集まり方を「茶碗」「酒かん」「マグカップ」 など利用頻度の高い食品の容器の形状にあわせることを可能にしました。 あわせて、インバーターの採用により電波の出力を従来の500W*3から700Wに上げることにより、 強い電波を食品に集中して照射する「インバーター・スポット加熱」を開発しました。 これにより、各メニューにあわせて効率よく加熱することができます。
    例えば、ごはんの場合、あたため時間を業界最短の約48秒と従来の約半分に削減し、 消費電力量も業界トップの15.4Wh(当社従来比24%減)に低減しています。 さらには、電波のパターンを食品の容器の形状に最適な形にすることで、 背の高い「酒かん」も上部と下部の温度ムラを約10℃以内に抑えることができます。

  2. 夕食の支度時などは集中して電気を使うため家庭内で電圧降下が起こりますが、 新製品のインバーターには電圧の変化を検知して電流値を制御することで出力を補正し、 いつも安定した仕上がり状態を確保できるVF(Voltage Feedback)機能を搭載しています。
    オーブン調理時も電子レンジと同様に電源電圧が98~102Vの範囲を標準値とし、 この範囲を超える場合には検知電圧に応じて加熱時間を補正する機能を採用しました。
    これにより、電源電圧の低下などによるパンやケーキの生焼けなどを防ぐことができます。

  3. インバーターの採用に加え、 庫内の壁にマイクロ波ロスの少ない材質やマグネトロンからの電波を効率的に送る導波管の開発などにより、 効率を従来比で約5%*5アップの56%まで上げることができ、入力1250Wに対し、 電波出力700Wを実現しています。
    *5: 当社従来機種ER-FX8との比較。 入力980Wに対し、出力500W(効率51%)。

  4. 庫内の奥面にあるヒーターの熱をファンで竜巻の様なうねりのある熱風に変え、 さらに上ヒーターと交互に使用することにより、 上段の角皿と下段の丸皿の食品を包み込むように約300℃の熱風が循環し、 バターロール、クッキー、シュー皮などを焼きムラを抑えて焼き上げます。

  5. 上段の角皿に乗せたハンバーグ等の食品を上ヒーターからの熱と、 熱風による下からの熱で、 調理中に食品を裏返すことなく両面とも同時に焼き上げることができる「包み焼きグリル」を業界初めて採用しています。 また焼き魚などに適した上ヒーターのみ通電する「上火焼きグリル」の選択も可能です。

  6. 調理終了後、扉の開閉から5分経つと自動的に電源を切ることで、 待機電力をゼロにしています。


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