開発の背景と狙い

 現在、二酸化炭素の排出を抑えるため様々な分野で省エネ対策が進められていますが、 事務所ビルにおいては、空調に要するエネルギーが全体の約50%を占めており、 これを削減すれば省エネルギー効果が大きくなります。 また、省エネの他にアメニティの観点からビル居住者の暑い寒いといった温熱感覚を快適な範囲に保つことも重要になります。 当社は、これらの観点から、省エネルギーと快適性を両立する「需要予測型空調省エネルギー制御」と「快適空調制御」を開発し、 「BUILDAC」システムへ搭載したものです。
 一方、近年、ビル機能は高度化・多様化してきており、 ビル管理機能も受変電・照明・空調・熱源・エレベータ・セキュリティと監視・制御対象が広がり、 管理形態も多様化してきています。これらに対応するために、 新たに末端の分散制御コントローラをシステムの最小規模とし、 クライアント・サーバアーキテクチャを採用することで、 信頼性・拡張性に優れた柔軟なシステム構築を実現しています。


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