製品化の背景と狙い

 北海道や東北などの寒冷地でも室内で火を使わない安全性などの理由からエアコンへのニーズが高まりつつありますが、 電気ヒートポンプ式エアコンによる暖房運転のみでは外気温が極端に低くなる寒冷地などでは暖房能力が不足するために、 冬場は外気温に左右されない石油ストーブなどが主に使用されています。
 このような中で、石油冷媒加熱式エアコンは、冷房時には通常のエアコンとして使用し、 暖房時には石油を燃焼させ冷媒を加熱することで寒冷地でも石油ストーブ並みの安定した暖房能力を発揮するものです。 しかし、石油冷媒加熱暖房は、熱源となるバーナーの燃焼範囲が限られている為、 暖房能力可変範囲が狭く室温変動が大きくなります。 また、電気ヒ-トポンプ暖房に比べ、暖房負荷の軽い時(外気温が高い時など)はエネルギー効率が悪くなり、 経済的な運転はできませんでした。
 当社はこのようなニーズに対応し、 石油冷媒加熱暖房と電気ヒートポンプ暖房を自動的に効率よく使い分ける業界初のハイブリッド運転を採用することで、 暖房能力を向上させながらもきめ細かな温度制御を行うことができるとともに、 暖房費の低減を実現することのできるエアコンを商品化しました。


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