開発の背景と狙い

 これまでのロープ式エレベーターは、巻上機や制御盤を設置するスペースとして、 建物の屋上部に専用の機械室を設けていましたが、建物の日影規制などに対して不利になるとともに、 建物設計の自由度を制約し、景観も損ねていました。 また、本方式では、エレベーターの機器重量が機械室の床面に加わるため、 建物上部を強固な構造にする必要がありました。 一方、油圧式エレベーターは、機械室を昇降路付近の屋内に設けるため、 建物の一部を占有するとともに油圧機器の騒音を外部に漏らさないため、 機械室の壁や床を厚くする必要がありました。

 当社は、このような問題を解消し、建物設計の自由度を高めるために、 専用の機械室を不要にできるエレベーターを開発しました。


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