商品化の背景とねらい

 98年度の保温釜の市場は、 買替需要を中心にほぼ前年並の約650万台が見込まれており、 このうち約半分をIH方式が占めると予測されます。
 近年、一人当たりの米の消費量は年々減少傾向にありますが、 一方で米の銘柄や鮮度へのこだわりなどに見られるように「おいしいご飯を食べること」 へのニーズが高まってきています。しかし、当社が行った調査によると、 家庭で保温釜を使って炊飯した際に、 同じ米でも日によって炊き上がりが異なるなどといった声が約3割もありました。
 当社は、炊飯時に炊きムラの発生する要因を分析した結果、 その一つに、エアコンや電子レンジなどの複数の電気製品を同時に使用した場合には、 一時的に電源電圧が降下してしまい、 これにより炊飯中の保温釜の出力が不足して炊き上がりにバラツキが発生するケースがあることがわかりました。
 新製品は、このような分析結果をもとに、 電源電圧が降下しても保温釜の出力を自動的に補正させることできる「VFインバーター」制御を搭載することで、 常に同じ炊き上がりを実現することのできる保温釜を商品化するものです。


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