開発の背景と狙い

 98年度の空気清浄機の市場は、健康志向・清潔志向の高まりにより年間約114万台の需要が予想されています。
 近年は、花粉症・喘息・アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患の増加に伴って、 タバコの煙の除去などを目的とした一時的な使い方から、ホコリや、ダニの糞・死がい、 カビの胞子などの除去を目的として就寝中も運転するなど一日中運転させておく連続的な使い方が増えています。
 このため、空気清浄機においては、より集塵効率が高く、フィルターの寿命が長い経済的な商品が求められています。 また、就寝中も気にならない運転音で、 24時間連続運転しても電気代かからないことも求められています。
 集塵効率を高めるためには、目の細かいHEPAフィルターなどを採用することが有効とされていますが、 一般的なHEPAフィルターはガラス繊維を高密度に編み込んでいる構造であるため、 目が詰まりやすく空気が通りにくくなり、フィルター寿命が短い、 運転音が大きい、電気代が高くなるといった課題がありました。
 新製品は、このようなニーズに対応し、 3層構造からなる「ロングライフHEPAフィルター」を採用することで、 集塵効率を向上させるとともに、フィルターの交換寿命を5年間にしています。 また、昨年当社が業界に先駆けて搭載したDCインバーターモーターの性能を向上することなどで、 電気代と運転時の音を低減しています。


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