世界最速CT「Aquilion」の新技術

 当社は、1回転0.5秒の高速回転技術、高速回転に伴う遠心力への対応技術、 世界最大出力60kWのX線発生器、 世界最大冷却効率1,368kHU/分のX線管球を開発し、 0.5秒の超高速スキャンを実現しました。 また、13Gもの遠心力に耐えるため、 架台回転機構に新たに開発した振動・騒音を最小限に抑えるリニアモーター式ダイレクトドライブを採用し、 回転部に取り付けるX線管球には世界で初めて回転ターゲット両端支持ベアリング技術を導入しました。 また、X線発生器(ジェネレータ)も従来のオイルトランスタイプからソリッドタイプの積層構造を採用し、 高速回転時でも安定して高電圧を供給できるようになりました。 容積も従来機種*1の1/6にまでコンパクト化し回転機構への負担を軽減しました。 さらに、患者に威圧感を与えない新デザインの丸型ガントリー(架台)には、 原子力やタービンに応用されている熱処理技術を取り入れ、 ガントリー内の効率的な廃熱処理を実現しています。

 また、画像再構成時間も世界最速の0.5秒を実現するとともに、 リアルタイム画像再構成では1秒間に12画像のレート(0.083秒再構成)で画像再構成が可能です。 さらに従来の最小1mmのスライス厚を0.8mmまで薄くすることができます。 これにより、広範囲を、より短時間で、より精密に撮影でき、効率良く診断することができます。


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