新製品の主な特長

  1. 0.75秒の高速スキャンを実現
     胸部検査では患者の息止め1回(30cm領域を20秒強、 スクリーニング目的なら10秒強)で撮影が終了する事が可能です。 また、腹部の造影検査でも威力を発揮します。 例えば肝臓の造影検査で20cmの領域を一息15秒でスキャンできるので造影効果の高い内にスキャンを完了できます。 また、1秒で画像の再構成ができるため、 撮影の終了とほぼ同時に診断も完了でき、すぐさま患者の解放ができます。

  2. 当社独自の「リアルテクノロジー」搭載
     秒速8枚のスピードでリアルタイムにCT再構成画像を表示できますので、 スキャン位置や方向の確認、造影効果の確認等が即座に分かり、 迅速な判断が要求される救急患者の検査で威力を発揮できます。 また、造影剤の流入を自動検知し最適なタイミングでスキャンを開始する当社独自の技術「リアルプレップ」も装備し、 造影剤の流入が低い段階での間欠モニタリングスキャンを新たに導入することで患者への被曝の低減を実現しました。

  3. 快適な操作性
     操作が的確に行えるグラィック・ユーザ・インタフェースを開発し、 快適な操作性を実現しています。 また、ディスク容量モニターには見易い大型21インチカラーモニターを採用しています。 さらにディスク容量は業界最大の12GBを標準で搭載しています。

  4. カラー3次元処理
     従来、独立型ワークステーションで行っていたカラー3次元処理を標準コンソールで実現しました。 画像転送が不要のため、画像収集後、即座に同一コンソールで3次元画像での診断が可能です。 また、新規に開発した独自の3次元画像処理アルゴリズム方式を採用しており骨、 軟部組識、血管を同時に表示できますので各組織間の位置関係を把握でき、 実際の解剖図よりも有効な画像情報を得ることが出来ます。
     また、当社独自の技術により、 骨による線質硬化のアーチファクトを低減しCTのアーチファクトの原因の大半を占める骨の影響を抑えていますので高画質のCT像を供給でき、その結果鮮明な3次元画像を描出できます。

  5. 患者被曝を低減
     侵襲性の少ない術式で、より快適かつ短時間で検査を行うことができます。 患者のX線被曝も侵襲の一つと捉え、 最小のX線被曝で高い画像診断能を実現する技術を開発しました。 新規開発のX線フィルターにより人体に吸収され易い低エネルギーX線を積極的にカットしています。 高速スキャンと低被曝で、小児領域への応用に有効です。


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