新製品の主な特徴

  1. 移動できる汚泥処理設備
     トラックに汚泥脱水機やスクラバー(排ガス処理装置)、 当社独自の小型汚泥乾燥機(遠心薄膜乾燥機)、 ボイラなどを搭載した汚泥処理システムで、複数の農業集落排水処理施設等を巡回することができます。 据置型の汚泥処理設備を複数設置する場合に比べ高効率かつ低コストで運用できます。

  2. 汚泥の農地還元が可能(廃棄物処理費用の削減)
     排出された乾燥汚泥は粒形状で取扱い性に優れ、 土壌との混合が容易なため肥料として農地還元することができます。 農地還元には発酵させたものを用いますが、乾燥汚泥は含水率50%程度と発酵しやすい含水率のため、 特別な処理も必要なく自然に発酵します。
     これにより、海洋への投棄や脱水処理後に補助燃料を用いて焼却し焼却灰を埋めて処理するなどの産業廃棄物処理が一切不要になります。

  3. 汚泥の乾燥処理(含水率約50%)が可能
     現在、移動式汚泥処理車としては汚泥の脱水(含水率約80%)まで行うタイプが一般的ですが、 当社の製品は汚泥乾燥機(遠心薄膜乾燥機)やボイラを備えており、 乾燥(含水率約50%)まで行うことが可能です。

  4. 連続無人運転が可能
     設備運転中の設備調整は一切必要とせず、いったん設備を立ち上げれば無人運転が可能です。 運転に関する特別な技術や専門知識は不要で、設備の立ち上げも簡単に行うことができます。

  5. 普通免許で運転可能な4トン車
     従来製品に比べ、システム全体のコンパクト化を図り4トントラックへの積載を実現した(従来は5トン)ことにより普通免許での運転が可能となりました。 農道などの狭い道でも小回りがきくなどさらに扱いやすくなりました。

  6. 臭気漏れを防止
     汚泥処理ラインは完全に密閉しており、臭気がもれることがなく、どこでも運転することができます。 また、乾燥機から出る排気ガスもスクラバー(排ガス処理装置)を通して大気に放出します。


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