資料2:位置情報サービス事業内容

  1. 位置情報システムの概要と特長
     情報システムの高度化に伴い、「遠隔地から人や物の位置をリアルタイムで確認したい、 自分の位置を知らせたい」というニーズが急速に高まっています。 そこで威力を発揮するのが、刻々と移動する対象を、 地図画面上に表示してリアルタイムに把握する、位置情報システムです。 多数の基地局をもつPHS網の特長を活かして、GPSとは異なる方式で、高精度に位置を測定します。
     福祉分野や警備・警護、作業管理・指示、緊急連絡、動線把握など、 さまざまな分野で利用が見込まれています。

    (1) PHS網を利用して、 端末周辺の複数の基地局(アンテナ)からの電界強度を用いて、 多点測量の手法で端末の位置を特定する。(平均誤差 40m~70m:現在)
  2. 詳細は[実現技術の特長]を参照下さい。
  3. (2) ユーザセンターからの要求による端末位置の把握、 及び端末からの発呼による自分の位置を通知する双方向での位置確認が可能。
    (3) リアルタイムでの連続追尾(約20秒間隔)、 指定された時間間隔での位置把握など豊富な機能を提供。
    (4) 通話機能付き端末以外に、 小型軽量の専用端末で、それぞれのニーズへの対応が可能。
    (5) PHSの通話が可能な地下街、ビル内、 駅構内での位置把握が可能。

  4. 実現技術の特長
    位置の特定をエリアの範囲でするのではなく、 ピンポイントで位置を特定することをターゲットとします。 現時点での平均誤差は68mです。今後更に精度改善を進めて行きます。
    (1) PHS端末機周辺の複数のPHS基地局(アンテナ) からの電界強度を距離情報に変換して多点測量の手法で位置を特定。
    (2) 建築物や障害物による電波の反射(マルチパス) による位置誤差を補正する技術を採用。
    (3) 小型・軽量位置検索専用PHS端末機(約64g,58cc)を使用。
    (4) 端末探知器の使用により、探索端末をピンポイントで特定可能。


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