開発の背景と狙い

 当社は1984年に国内で初めてICカードの開発を行っており、 プログラムを入れかえることで様々なサービスに対応できるプログラマブルカードの思想を90年代初めから既に持っていました。 近年、国内においてもクレジットやポイントカードなど様々なところで磁気カードに変わりICカードが利用され始めるとともに、 プログラマブルカード実現の手段として最適なツールであるJavaが出現し、 当社は早くから「JavaTMCard」の実現に期待していました。

 フォーラムにおいて「JavaTMCard」の仕様策定が進む中、 当社の社内コンピュータ部門のJava開発部門との連携を進めることにより、 今般、国内メーカでははじめてサンプル版を開発できたものです。

 海外においては既に海外メーカ数社が「JavaTMCard」を発行しています。 当社では、2005年には多機能ICカードの約7割が「JavaTMCard」のようなプログラマブルカードに置き換わるものと予測しています。 サンプル版を通じ顧客の評価・意見を参考にするとともに、 神戸市での第2期電子マネー実験を通じ「JavaTMCard」がICカードのプラットフォームとして普及するよう事業化を進めていきます。


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