当社のPRTRへの取り組み

 従来から化学物質は様々な規制や対策が行なわれてきましたが、 近年では世界的な規模で進む環境破壊に対処すべく、 PRTR制度の法制化作業が進んでいます。PRTRでは、化学物質が(1)大気や河川、 土壌など自然環境に排出される量(2)廃棄される量などを行政へ届け出ることが義務付けられます。

 当社の研究開発センターは研究過程で多くの化学物質を取り扱っていますが、 従来の化学物質管理システムは在庫管理を主目的としたもので、 化学物質を構成する成分ごとの情報や環境への排出量の集計機能は備えておらず、 PRTR制度には対応できませんでした。 そこで、独自にPRTR管理システムを構築して運用してきました。

 一方、当社は93年に環境ボランタリープランを策定して以来、 全社的に有害化学物質の使用量の削減に取り組んできましたが、 97年に環境庁が川崎市で実施したPRTRパイロット事業にも対象6事業場が参画し経験をいち早く蓄積しました。 このとき様々な管理状況およびPRTR制度への対応などのノウハウを蓄積し、 システムに高精度かつ実用的な改善を施すことができました。

 今後は、本システムを本年中に全22事業場に展開し、 有害化学物質排出量削減計画のきめ細かい運用を図ります。


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