識別番号を搭載したNAND型フラッシュメモリのサンプル出荷について

1999年2月22日

著作権保護を必要とする音楽配信システムなどの不正コピー防止に対応

 当社は、メモリチップ毎に固有の識別番号を記憶させたNAND型フラッシュメモリ (電気的一括消去・再書き込み可能な読み出し専用メモリ) 3品種(32メガビット/64メガビット/128メガビット)を、 システム検証用としてサンプル出荷します。
 製品固有の識別番号は、著作権保護を必要とする音楽・電子書籍配信システムなどにおいて、 不正コピーを防止する手段の一つとして利用することができます。

 識別番号の付与は、機器組み込み用のTSOP(Thin Small Outline Package) および切手サイズのリムーバブルメディアである「スマートメディア」に適用可能です。

 本製品は、メモリチップ毎に固有の識別番号が出荷時に記録されます。 識別番号は、出荷以降に不正な書換えができないように記憶されています。
 この固有識別番号を利用することにより、メディア管理等の種々の応用が考えられます。 例えば、固有識別番号から暗号キーを生成するなどの方法により、 音楽ファイル等の著作権を保護する目的に使用することができます。
 今後スマートメディアに関しては、 仕様の標準化団体であるSSFDCフォーラムへ仕様の標準化提案を行う予定です。


開発の背景とねらい
新製品の主な特長
識別番号を利用した不正コピー防止方法例
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