新シリーズの主な特長

  1. 被検者にやさしい低位置テーブル寝台昇降
    I.I.を回転させ縦型の本体を横向きにして天板へ密着させる新技術のI.I.展開機構により テーブル天板面の高さが最低位で56cmの高さまで下降できます。 これにより被検者の車椅子やストレッチャーからの乗せ換え作業が容易に行うことができるので、 被検者に優しく、看護婦、術者の負担も大幅に軽減します。

      

  2. ワイドカバレッジの実現
    スポットの観察視野は上下動78cm、天板頭側60cm、足側40cm、天板左右動30cmと広範囲なので、 多目的検査時などの場合も被検者を動かすことなく観察視野を移動でき、 安全に手技に集中することができます。
    従来機種Finescope500のスポット上下動は58cm。

  3. 寝台可動速度の高速化
    スポット移動速度を13cm/秒と従来と比べ30%の速度アップさせました。 移動速度の高速化により実現したクイックレスポンスは、 ルーチン検査などにおいてストレスを感じさせない効率の良い検査が可能です。
    従来機種Finescope500の速度10cm/秒との比較。

  4. パネルコントロールディスプレイ採用
    操作卓にはタッチパネル式のパネルコントロールディスプレイを採用しています。 またパネルコンピュータには寝台制御とX線制御を一元化した「WindowsNT(R)」を採用しており、 カラー液晶によるグラフィカルなアイコンで、術者は素早い操作ができます。

  5. 低拡大率を実現
    寝台のI.I.前後動機能により、低拡大率の実現とI.I.視野範囲を拡大しました。 さらに従来に対し-13%の線量でも入射線量は同等です。
    従来機種Finescope500との比較。

  6. 新型大容量X線管を採用
    デジタル画像処理装置を組合わせた時には、新型600kHUのX線管の採用により、 小さい焦点でのデジタル撮影の範囲が広がり、鮮鋭度の高い画像が得られます。

  7. 四切判200枚を装填可能
    四切判フイルムは2ch1sizeで200枚の収容が可能なので、 一回のマガジン装填作業で多人数の検査が行なえます。 これにより多くのフイルム収容が要求される上部消化管検診を効率よく進められます。

  8. ルームフレックス機能を搭載(据付に関する特長)
    干渉制御技術により、据付時に検査室レイアウト条件を入力すると、 部屋の寸法に応じた寝台可動範囲の設定をコンピュータで自動設定できます。
    またルームフレックス機能により部屋寸法に応じた最大限の動作範囲を確保して、 検査室内をフルに活用できます。

  9. DICOM3.0出力による病院ネットワークシステムへの対応(オプション)
    医用画像の通信企画の標準となりつつあるDICOM3.0のストレージサービスクラスをサポートします。


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