製品化の背景とねらい

 超音波診断装置は、体表に当てたプローブから超音波を体内に送り、 体の中で反射した超音波を受信することにより、 体の断層画像を動画で観察することができる装置です。 被検者に苦痛を与えずに様々な臓器をリアルタイムで診断できるため、 腹部や産婦人科をはじめ、循環器や血管の検査まで広く用いられています。
 さらに、超音波が臓器など動くものから反射する時に生じるドプラ効果を応用したドプラ機能では、 血流の向きや速さをカラー表示することができ、 循環器をはじめ様々な部位の血流観察に用いられています。
 また、マイクロバブルが超音波を強く反射する性質を利用し、 マイクロバブルを血液に注入して血管を強調して画像化する「超音波造影法」の研究が進められており、 その臨床応用への期待が高まりつつあります。
 新製品は、超音波診断の基本的な性能であるB-mode画質とカラードプラの感度を高めたほか、 「ハーモニックイメージング」をはじめとする多彩な先進の機能をそなえ、 研究目的から大病院でのルーチン検査等で、血管系・循環器検査をはじめ、 腹部・産婦人科・泌尿器科検査等、幅広いニーズに対応できる製品です。


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