新製品の主な特長

  1. 業界最高クラスの512チャンネルのディジタル受信回路を搭載したことに加え、 プローブ内の回路の性能を向上させ超音波の電気信号への変換効率を高めたことにより、 高画質のB-mode(超音波断層像)と高感度のカラードプライメージング(血流画像検出)を実現しています。

  2. 生体組織からのエコーと、血液からのエコーとを分離し、 不要な反射エコーをカットするディジタル受信フィルターのソフト制御を一部自動化して最適化することにより、 低流速の血流の検出能を向上させています。 これにより腎臓や肝臓内部など等の速度の遅い血流の観察が容易になります。

  3. 血液中にマイクロバブルがあると、 この微少気泡からは多くの高調波成分を含んだ反射エコーが返ってきます。 この高調波を利用して画像を構成する「ハーモニックイメージング」技術を搭載していますので、 この微少気泡を使って血管を強調して観察する「超音波造影法」を効果的に行うことができます。

  4. マイクロバブルを用いない場合でも、生体の組織部分からは弱い高調波が戻ってきます。 「ハーモニックイメージング」技術によりその高調波で画像を構成することで、 従来の超音波画像より高精細な画像を表示することができます。

  5. 心筋の収縮速度をカラーで表示するTDI(Tissue Doppler Imaging:組織ドプラ・イメージング)や、 心拍出量を自動計測するACM(Automated Cardiac Flow Measurement:心拍出量自動計測)、 心臓左室内膜を自動的にトレースするACT(Automated Countour Tracking: 自動輪郭追跡)などの新しい循環器計測機能や、 産婦人科の胎児発育状況をトレンドグラフで表示するとともに、 各種計測値をレポート表示できる産科用ソフトなど、 豊富な計測パッケージ(オプション)を用意しています。

  6. プローブの先端部分に内蔵した電気信号と超音波の変換効率を高める東芝独自の「エコーブースター」回路の能力を向上させたことで、 カラードプラの感度を高めました。 臓器の血流から末梢血管の微弱な血流信号まで、 感度良く捕らえることができます。

  7. スイッチ操作で簡単に周波数が切り替えられる「マルチ周波数DBC(Dynamic Beam Control)」により、 1本のプローブで複数の周波数が選べます。 接続可能プローブ全てが複数周波切替に対応しており、 体内の浅い部分ではより高い周波数で分解能良く観察し、 深達度の良い低い周波数で深部まで観察することが出来ます。

  8. 観察モニタに、高精細な15インチマルチスキャンモニタを採用しており、 ノンインタレス表示方式によりチラツキのない表示が得られます。 ノンインタレス表示は目にやさしいだけではなく、 これまでのインタレス方式で1/30秒毎に表示していた画像を1/60秒毎に表示でき、 より時間分解能の良い画像観察を可能とします。

  9. 約3000枚の画像を患者IDと共に光磁気ディスクに保存し検索等ができる光磁気記録ユニットを内蔵しており、 得られた画像をデジタル情報のまま記録・保存することができます。 記録されたディスクは、外部のパソコン等で再生することが可能です。


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