開発の背景と狙い

 脳血管の動脈瘤や脳動静脈奇形に対しては、 カテーテルを用いてコイルや薬剤による塞栓術が行われていますが、 これらのインターベンション術で使用される血管撮影用のX線診断システムは、 高画質な画像の提供や長時間の術式におけるX線被爆低減が求められています。

 現在、血管撮影用のX線診断システムの国内市場は、 年間250台程度で、東芝は4割以上のシェアを持つ国内最大手です。 昨年から発売を開始した「Infinix」シリーズは、Cアームの操作性や高画質などの特長があり、 医療現場に広く用いられています。
 今回、本シリーズで培った技術を脳血管のX線診断に拡張させ、 新製品を商品化するもので、従来の装置に比べて、完全デジタル・イメージング化を図るとともに、 X線保持装置の操作性と動作スピードの向上やTa(タンタリウム)線質調整フィルタの採用などにより、 X線被爆量の低減を実現しています。


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