HEXABINE(ヘキサバイン)の主な特長

  1. システムLSIとリアルタイムOSにより信頼性の高いシステムを構築
     RISC CPUをコアとし、Ethernetコントローラ、LonTalk*2コントローラ、 シリアルI/Oを搭載した通信機能搭載のシステムLSIと、 組込み型リアルタイムOSとして豊富な実績を持つVxWorks*3を採用したほか、 駆動装置のないフラッシュメモリを採用しているため振動などにも強く、 産業応用分野で要求される高い信頼性のシステムを構築できます。
    *2: LonTalkはLonWorksにて使用される通信プロトコルであり、 ISOが制定するネットワークプロトコルの標準(OSI)の7階層がフルサポートされている点に特長があります。
    *3: リアルタイムOS(10msecで割り込みを入れられるOS)の一種。 Cisco社製のルータ、ヒューレットパッカード社のプリンタなどに使用されているなど実績が高く評価されているOSです。 東芝としてはOEMライセンスを保有しています。

  2. LonWorks(R)との連携
     分散型制御システムとして監視制御系システムに広く適用されているLONネットワークと情報系でのイーサネット間を結合させ、 双方向のデータ通信を高速で行い、機器・設備の状態監視や制御などを実現します。

  3. Webブラウザで監視・操作が可能
     末端の状態監視や操作はWebサーバや電子メール機能を利用してWebブラウザを搭載したパソコンで行うことができます。 これによりイントラネットを利用しての遠隔監視なども場所を選ばず行うことができます。

  4. 応用範囲を広げるシリアルポート2ポートを標準装備
     産業機器やコンピュータ周辺機器に広く利用されているシリアルポートを標準で2ポート実装しています。 これにより電話回線を利用してLONネットワークの情報を遠隔地に転送し、 遠隔地からの監視制御を可能とします。

  5. Java(R)によるリードタイムの少ない開発環境
     HEXABINE(ヘキサバイン)のアプリケーションソフトウエアは、 Java(R)で構築します。このアプリケーションソフトの開発を容易に実現するために、 産業用ソリューションとしてのJava標準ライブラリを準備しています。 このライブラリを利用することでオブジェクト指向に基づいたビジュアルな開発環境のもとで、 効率的なシステム構築が可能となります。

  6. 優れた耐環境性
     各種産業分野でご利用いただけるよう耐環境性を考慮したディスクレスのネットワーク・コンピュータです。 電源強化などにより振動や温度変化による影響を受けず、安定に稼働します。


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