株式会社東芝・株式会社角川書店合弁会社「トスカドメイン株式会社」設立発表

1999年4月22日

 株式会社東芝(東京都港区:西室泰三社長)と株式会社角川書店(東京都千代田区:角川歴彦社長)は、 共同で新たに地上波ならびBS放送・CS放送等の番組ソフトの企画・製作をはじめ、 多メディア向けの番組供給事業ならびにデジタルコンテンツ事業等を目的とした新会社「トスカドメイン株式会社」を設立することになりました。

 新会社は、東芝の最先端のデジタル技術と、 メガソフトウエアパブリッシャーを標傍する角川書店の豊富なコンテンツとを融合し、 21世紀の映像エンターテイメント産業、デジタル・パッケージ事業に参入して参ります。

 人類最古の、そして最も慣れ親しまれたマスメディアである活字媒体を人類最先端の各種メディアにトランスフォームする活動。 これがいわばキーワードであり、両社の新ドメイン=領域、 に向かって勢いよく躍進していく会社という意味で「トスカドメイン株式会社」と命名致しました。

 東芝はBS放送会社への出資や、 移動体向けの多チャンネルマルチメディア全国放送事業会社「モバイル放送(株)」を設立するなど、 メディアインフラ系を確立する一方、デジタル・パッケージ事業としてDVD、 スマートメディア等のパッケージソフト展開を推進しております。 今後は新会社では、東芝の豊富なデジタル化技術を提供し、 ハード・ソフトを通じたマルチメディア企業としての事業拡大をめざして参ります。

 角川書店は単行本、文庫本、コミックスなどの書籍出版、 「ザテレビジョン」「東京ウオーカー」などをはじめとするメディア情報誌、 都市情報誌などの雑誌出版を手がけて参りました。また、こうした出版というコンテンツをもとに映画、 テレビゲームなどのソフト制作を行い、マルチメディア事業の先駆者としての地位を築いて参りました。 今後は新会社との連携の中で、時代をリードするコンテンツ事業者として、 幅広くソフト産業の発展に寄与して参ります。

 「トスカドメイン」は出資各社との連携のもとで、 デジタル化と多チャンネル化によって拡大するエンターテイメント市場に対応できる番組ソフトの企画・製作を中心に、 DVD・スマートメディア等のデジタルパッケージ事業を、視野に置きながら、 来たる放送新時代の中にあって確かな地位を占めるべく努めて参ります。


事業内容
新会社の概要
民放各社からのメッセージ


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