開発の背景と狙い

 現在、官公庁に対して国民から期待されている行政サービスとして、 申請や届出にかかる負担の軽減や情報公開法にもとづいた行政文書の公開などがあります。

 国民や企業からの申請や届出については、必要な書類が多いことや複数の窓口に提出する必要があるなど、 負担が大きくなる傾向にあります。
 このような負担を軽減するために検討されている一例として、 インターネットを利用して自宅や事務所から申請することによって、 一度で手続きができるというワンストップサービスを実現できる電子申請システムがあります。 このようなシステムであれば、国民や企業の負担が軽減するだけでなく、利便性も向上し、 さらには官公庁内においても事務処理の簡素化・効率化が期待できます。

 また、行政文書の公開については、2001年の情報公開法の施行に向け、現在、 議論が活発に行われており、官公庁は、多様な情報を迅速・正確に公開する準備を進めています。
 情報公開を行うためには、事前に文書の目録部分(行政文書ファイル管理簿)をデータベース化し、 文書の履歴情報の把握や保管場所の確保などが必要となります。 このため、各省庁では、行政事務の効率化をめざした行政の情報化が推進されています。

 当社は、このような官公庁に求められる幅広い機能を実現するため、 「G-ECソリューション」を提供するもので、高度なインターネット技術やEC技術を中心とした情報通信技術を基にシステムを構築しています。
 本システムを活用することによって、電子文書を安全に保管し、柔軟に検索して再利用したりインターネット上で安全に申請届出を受け付けたり、 国民や企業の望む情報を提供することなどが容易に実現できます。


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