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マイコンの自動設計システムの共同開発について

1999年6月23日

新システムの利用により、マイコンの設計期間を最大で90%以上短縮

株式会社 東芝
メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社

 株式会社東芝(本社:東京港区、以下東芝)とメンター・グラフィックス・コーポレーション(本社:米国オレゴン州、以下メンター)は、 設計資産(IP)の再利用とマイコン設計の効率化を実現できる、 新しいマイコンの自動設計システム「SDI(Smart Design Initiative)」を共同で開発し、 設計への利用を開始しました。

 新システムの利用により、東芝はマイコンの設計期間を最大で90%以上短縮することに成功しました。

新システムの概要

 SDIは、メンター社の設計効率化ツール「QuickUseTM Development System」(以下QDS) を東芝のノウハウによりカスタマイズ化したものです。 SDIの利用により、従来は仕様決定から設計終了まで数ヶ月を要していたマイコンの設計が最短で数日間に短縮され、 タイムリーな新製品の提供が実現できます。
 SDIは、IPのデータベースを持っており、 設計したいチップの仕様をウェブの画面上から選ぶだけで、 必要なIPを検索するとともに自動的にチップに統合します。 これにより、東芝の設計者は利用すべきIPの検討や、IP間の配線接続、 配線後の機能検証などのシュミレーション業務などを大幅に簡素化でき、 マイコンを短期間で設計できるようになります。

開発の背景

 東芝は、顧客ニーズに的確に応えるためには、 製品リードタイムの短縮と設計生産性の飛躍的な向上の両立が必要であると考えており、 それを実現する手段であるIPの再利用及び再利用性の改善を図るべく検討を重ねてきました。 今般、設計効率化ツールで実績のあるメンターと共同でマイコンの自動設計システムを開発したことで設計効率の大幅な向上を図ることに成功しました。

新システム利用の効果

 SDIの開発により、マイコンの設計期間の大幅な短縮に加え、 設計者もIP再利用時における検証などの手間から解放され、新機能IPの開発に専念することで、 特長ある製品をより早く製品化することができます。
 SDIを利用した「TX19シリーズ」のマイコン設計開発プロジェクトでは、従来、 仕様決定から設計終了まで2カ月以上かかっていたマイコンの設計をわずか5日で完了しています。
 現在、東芝は新システムの適用を、 当初の32bitRISCマイコン「TX19シリーズ」や16ビットCISCマイコンから、 8ビットCISCマイコンへと広げており、今後さらに適用製品群を拡大していく計画です。

メンター社の戦略

 メンターは設計再利用に関するコンサルティング事業を行っており、 メンターの持つ設計効率化ツールであるQDSを利用した設計効率の向上を提案しています。
 QDSは、東芝によって数百万ゲート規模のマイコン設計においても迅速にIPを統合する機能を持つことが実証されました。 今後、IPとその関連サービスは需要の高まりが見込まれ、 QDSを核としたコンサルティング事業を推進していくことで同様の成果を実現し、 事業の拡大を図っていきます。


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