新製品の主な特長

  1. 1.5テスラの高磁場による高い画像診断能
    新製品は、医療保険が適用される中では最も高い1.5テスラの静磁場強度を採用するとともに、 最新の超高速撮像法や臨床アプリケーションソフトウェアを豊富に装備することなどにより、 高い画像診断能を備えています。

  2. 騒音を聴感で90%カットし、世界一の静音性を実現
    固体振動伝播を遮断する「独立支持構造」と、空気振動伝播を遮断する「真空封入構造」の「PianissimoTM」機構により、 従来装置では聴感で50%程度カットすることが限界であった騒音を90%カットし、 1.5テスラMRI装置として世界一の静音性を実現しています。

  3. 世界最大の患者開口径655ミリメートルによる高い開放性
    装置の設計を最適化することで、患者開口径を世界最大の655ミリメートルに広げ、 高い開放性を備えています。
    また、検査を受ける患者が感じる威圧感を軽減するために、 磁石架台の外観形状に曲面を多用するとともに、 ピンク色をアクセントとして使用したやさしい新デザインを採用しています。

    これらの特長により、以下のような効果が期待されます。

    (1) 高い静音性により、耳栓などを装着しない普通の状態で検査を受けられるため、 患者の隔絶感や孤独感、不安感、恐怖感などが和らぎます。 また、装置の高い開放感により、リラックスした気分で検査を受けられるようになります。
    (2) 乳幼児や小児の検査の際に、撮影中に目が覚めないように投与する眠剤(睡眠薬)量を最小限に抑えることができます。
    (3) 装置を操作する検査技師にとって、患者から検査に対する協力を得やすくなり、 間接的に検査品質の向上が見込めます。
    (4) 患者の心拍や呼吸の乱れが減るため、 これらの乱れが原因となっていた各種のアーティファクト(偽像)が減少し、 画像診断情報の質が向上します。
    (5) MR脳機能イメージング法では、測定時の外乱要因の1つである騒音が減ることによって、 脳の活動に関する情報をより鮮明に検出できる可能性があります。


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