開発の背景と狙い

 近年、パソコンサーバをはじめとして、コンピュータ市場は高性能化・低価格化の進展とともに拡大しており、 これら情報機器の電源バックアップ用として用いられているUPSに対する需要も高まってきています。
 一方、地球温暖化防止の観点から省エネルギー法が改正されるなど、 工場やオフィスにおける省エネの取り組みが強化されています。
 UPSは、「常時インバータ給電方式」と「常時商用給電方式」の2方式があり、 「常時インバータ給電方式」では、入力電圧や周波数などの変動に対して安定的に電源を供給できる反面、 エネルギーロスが発生します。また、「常時商用給電方式」では、 ほとんどエネルギーロスはありませんが、電圧変動などによって 、頻繁にバッテリ運転に切り替わるため、各種情報機器の運用に支障が出る場合があります。

 当社は、このような課題を解決するため、当社独自のワイドな入力許容電圧の技術を継承し、 業界で初めて商用電源運転による省エネ化とインバータ運転による安定電源供給を両立させた製品を商品化するものです。


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。