新製品の主な特長

  1. 業界トップレベルのコストパフォーマンスの実現
    コントローラに新規開発した当社自製のRAID専用ゲートアレイとRAID用に最適化された組込みOSを搭載しています。 これにより、パラレルデータ転送による高速処理(従来比2倍)とコントローラ間での並列処理(従来比2倍)を可能とし、 従来比4倍の19,000IOPSと190MB/sのスループットを達成し、 1TBクラスで業界トップレベルのコストパフォーマンスを実現しています。
    *: 当社製の中位クラスの機種「AF1200」との比較。

  2. 最新の大容量・高速ドライブを採用
    ディスクドライブには、最新の大容量・高速ドライブ(36GB、10,000rpm)を採用しています。 新製品には、6台から最大32台までのディスクドライブの実装が可能で、 36.4GBのディスクを使えば最大1TBを超える1,092GBの大容量を快適に使用できます。

  3. SAN(Storage Area Network)に対応可能
    最大転送速度100MB/sのファイバチャネルインタフェースをサポートし、 サーバとの間のデータアクセスを高速に処理できます。 さらに、コントローラにファイバチャネルインタフェースを2ポート実装し、 サーバとの伝送路を二重化することにより、信頼性の高いシステムを構築できます。 また、ファイバチャネルを使い当社クラスタソフト「DNCWAREClusterPerfect」で「AF3000」をSAN接続したクラスタシステムの構築が可能です。 今後、SANを経由した遠隔地からの高速バックアップ機能もサポートしていきます。

  4. データの保全性を追求した高信頼化機能搭載
    ディスクドライブのホットスワップに加え、電源装置、ファン、コントローラ、 バッテリバックアップモジュールなど全てのモジュールが二重化されているため、 システムの電源を落とすことなくモジュールの交換が可能です。 また、ディスクドライブのメディアエラーを未然に防ぐHDD耐障害性向上機能(下記参照)を搭載しており、 安定したシステムの運用が可能です。 さらに、クラスタシステムでは「DNCWAREClusterPerfect」との連携で共有ディスク上のデータ破壊を引き起こす現象を回避できます。

    * HDD耐障害性向上機能
    ディスクドライブの障害を極力表面化させない機能をサポートしており、 メディアエラーが発生しても記録領域の代替処理などをコントローラが自動的に行います。

    (1) 装置の電源投入時にメディアチェックを行い、エラーが検出された場合は、 該当ドライブの電源を入れ直し、イニシャライズを試みます。
    (2) 運用状態で、サーバからのアクセス時にメディアエラーを検出した場合は、 記録領域の代替処理を行い、エラー修復を行います。
    (3) サーバからのアクセスの空き時間に、 定期的に全メディアのチェックと修復をコントローラが自動的に行います。
    (4) 故障扱いのメディアをそのまま切り離さず、 ホットスペアディスクとしてアサインし再利用を試みます。

  5. 大容量ディスクキャッシュ搭載
    コントローラあたり最大2GB(標準128MB)の大容量ディスクキャッシュを搭載することが可能で、 高性能を発揮することができます。コントローラを二重化した場合、 コントローラ間を結ぶ高速内部バスでメインコントローラのキャッシュ上のデータをスタンバイ側のキャッシュ上にコピーしますので、 万一障害が発生した時にもデータが失われません。

  6. グローバルホットスペアディスクをサポート
    32台のディスクの内、2台のディスクはホットスペアディスクとしてアサインされており、 RAID設定された各論理ユニット(最大6台)に共通に使用することができ、 効率的に信頼性を高めることができます。

  7. システムの可用性を高める優れた保守性
    前面と背面から全てのモジュールにアクセスすることが可能で、 モジュールが故障時にはオンライン交換が可能になっています。 また、サポートソフトにより、RAIDレベルの設定や、 故障箇所の表示や管理者へのメール通知が可能となっています。 今後、ディスクドライブのエラー状況を統計的に解析し事前に警告を出すような予防保全機能も強化し提供していきます。

  8. 様々なRAID構成に対応可能
    RAIDの設定はディスクドライブ2台より可能(レベル0、0+1)で、 異なった種類のRAIDレベルの混在も可能なため、 RAID構成の要求に柔軟に応えることができます。 なお、RAIDレベルは、0、1、1+0、5をサポートします。


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