シリコンオーディオプレーヤおよび「スマートメディア」による音楽ソフトの商品化について

1999年11月29日

ヘッドフォン型プレーヤと布袋寅泰の新作ソフトをパッケージで販売することで合意

株式会社 東芝
東芝EMI株式会社
株式会社アイアールシートゥーコーポレーション

 株式会社東芝、東芝EMI株式会社および株式会社アイアールシートゥーコーポレーションの3社は、 MP3対応のヘッドフォン型シリコンオーディオプレーヤと、 半導体メモリを使ったメディアカード「スマートメディア」に音楽アーティスト・布袋寅泰の楽曲を収録した音楽ソフトをセットにした、 MP3対応音楽パッケージを商品化することで合意しました。

 本セットは、2000年2月から東芝EMI株式会社のルートを通じて販売します。
 価格は39,800円で、5,000セットの限定販売です。

 本セットで発売するプレーヤは、ヘッドフォン部にカードの差込み口(スロット)を設けることにより、 ヘッドフォン自体に再生機能を持たせたタイプで、 こうしたタイプのシリコンオーディオプレーヤの商品化は初めてです。
 本プレーヤは、振動に強く、安定した再生に適しているシリコンオーディオの特性に加え、 従来タイプのようにヘッドフォンとは別に本体部分を持つ必要がないため、 通勤途上やジョギングをしながら音楽を楽しむ際などの利便性が向上しています。

 本セットで発売する音楽ソフトは、布袋寅泰が演奏する楽曲(今回スマートメディアのために作曲した楽曲を含む)を、 NAND型フラッシュメモリを搭載した容量8メガバイトの「ID付きスマートメディア」(4枚組)に収録しています。
 予め楽曲を録音して販売する音楽ソフトの分野で、媒体にメディアカードを使用したものはこれが初めてで、これにより、 音楽分野におけるメディアカードの用途は、従来のインターネット配信によるダウンロード用から、 CDやカセットテープなどのメディアと並ぶパッケージメディア用へと拡大することになります。
 なお、本ソフトの音声圧縮方式には、「MP3(MPEG1 オーディオ・レイヤー3)」を、 著作権保護技術には「Info Bind」を採用し、SDMIの規格に準拠しています。

 東芝は、自社で開発・商品化したNAND型フラッシュメモリを搭載したメディアカードについて、 デジタルスチルカメラの記録媒体用等に普及が進んでいる「スマートメディア」と、 本年8月に開発発表を行った「SDメモリーカード」の2タイプを柱に、 キーコンポーネントであるメモリから、カード、応用機器、 コンテンツにいたる総合的な事業戦略を展開しています。
 本セットは、この戦略の一環として発売するもので、これにより東芝は、 応用機器分野の事業領域をオーディオ機器へと拡大するとともに、 今後、メディアカードを応用したコンテンツ事業にも積極的に取り組んでいきます。

 本セットの概要は次のとおりです。

シリコンオーディオプレーヤ

音声圧縮方式 :MP3/TwinVQ
著作権保護方式 :Info Bind
対応メディア :ID付きスマートメディア

音楽ソフト

アーティスト :布袋 寅泰
メディア :ID付きスマートメディア 4枚組

お客様からのお問い合わせ先

販売およびコンテンツ関係
東芝EMI株式会社 社長室 広報課 03(3587)9020
プレーヤ関係
株式会社東芝 メディアコンテンツ事業推進室 03(5772)6125

(ご参考)

*3社の概要は次のとおりです。

株式会社東芝

 住 所 :東京都港区芝浦1-1-1
 代表者 :取締役社長 西室 泰三

東芝EMI株式会社

 住 所 :東京都港区赤坂2-2-17
 代表者 :代表取締役社長 斉藤 正明

株式会社アイアールシートゥーコーポレーション(布袋 寅泰の所属事務所)

 住 所 :東京都港区元麻布3-4-23
 代表者 :代表取締役 糟谷 鉄司

布袋 寅泰
日本を代表するギタリストであり、 デジタルロック/テクノサウンドへの接近など斬新なアプローチにより国内だけでなく海外でも高い評価を得ているミュージシャン。


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