新製品の主な特長

  1. 新デザイン(「ポスターフレームデザイン」)
    従来は太いフレームで画面を囲むデザインでしたが、 スピーカーの配置やブラウン管の構造などを見直すことにより、 フレームを細くするとともに、フレームの縁色をシルバーにすることにより、 さらに細く見えるデザインにしています。 これにより、従来同形機種よりも画面サイズが大きく感じられ、 フレームによる画面への圧迫感も少なくなりました。
    また、新製品の32形は9年前の当社29形テレビよりも横幅が5cm小さくなっており、 買い替え時にはワンサイズ大きなテレビを置くことができる省スペース性を実現しています。

  2. 鮮明・高画質な映像
    (1) 動画時の解像度をアップする「デジタルVプログレッシブ回路」
    従来のプログレッシブ方式の動画処理では、 映し出す画像情報は1つ前のフィールドの画像情報との比較により画像の動きを検知し、 情報を作り出していたため、動画像になると斜め線がギザついて見えることがありました。
    新製品は、画面全体で約240万通りの動きベクトル検出を行い、 画像の動きの方向と量を算出し、この情報に基づいて映像信号をずらしてプログレッシブ処理します。 これにより、解像度が当社従来比約2倍にアップし、鮮明な映像を再現することができます。
    (2) ゴーストリダクション機能(ZP30シリーズを除く)
    テレビ電波の状態によりゴースト(多重映り)が発生している場合、ゴーストを低減し、 鮮明な映像を映し出します。
    (3) 3次元DNR(デジタルノイズリダクション)機能
    テレビ放送やVTR、 DVDなどの映像ソフトで画質を劣化させる映像ノイズを低減し、 きれいな映像として再現します。
    (4) 揺れ・歪み補正機能
    テレビ放送やVTR、DVDなどで不安定な映像信号も、 デジタル処理で自動的に補正し、映像の揺れや歪みの少ない映像を再現します。
    (5) ファインシネマ機能
    フィルム映画は1秒間に24コマの静止画で撮影されていますが、 従来のプログレッシブ処理では静止画を動画処理して表現するフィールドがあるため、不自然さを感じることがありました。
    新製品は、映画に適した静止画としてプログレッシブ処理するため、 DVDなどのフィルム映画ソフトを忠実に再現します。
    (6) 高画質マルチ画面(ZP30シリーズを除く)
    画面で同時に2番組を見られる「ダブルウィンドウ」や、親画面と最大8番組まで子画面で見られる「お好みチェック」、放送中の12番組を同時に見られる「新チャンネルガイド」などのマルチ画面では、新開発のICにより、 画面の情報量を増やすため、高画質化を実現しました。
    (7) 映像プロ調整機能(ZP30シリーズを除く)
    従来の映像調整アイテム(ユニカラー、明るさ、色あい、色の濃さ、画質)のほかに、さらにホワイトバランスの調整など11の映像調整アイテムを加えており、より細かな映像調整が行えます。

  3. 迫力ある重低音を伝えるスピーカー
    当社独自技術の重低音専用スピーカー「バズーカウーハー」を搭載しています。 映画などの映像ソフトの重低音を再現することができるので、 映画本来の臨場感あふれるサウンドが外部スピーカーを接続せずに楽しめます。

  4. 高画質なデジタル放送に対応するD端子
    「ZX720シリーズ」は業界初のD4端子を搭載しており、 デジタル放送の全ての信号フォーマット(525i、525p、1125i、750p)に対応しています。 他の機種はD3端子を搭載しており、現時点で放送の決まっている信号フォーマット(525i、525p、1125i)に対応していますので、 今後発売予定のデジタル放送受信チューナーを接続させることにより、BSデジタル放送や地上波デジタル放送の高精細・高画質な映像を忠実に再現します。
    また、D端子を2系統以上装備しており、 専用チューナーによるデジタル放送やDVDなどの高画質メディアを同時に複数接続することができます。

    D端子内容と系統数

  5. デジタル高画質映像をそのまま再現するマルチスキャン方式
    D4端子、D3端子で入力されるデジタル放送の様々な信号フォーマットを、 変換させることなくそのまま画面に表示するマルチスキャン方式を採用しており、 信号変換による映像劣化がありません。 (ただし、525i方式の信号はプログレッシブ処理で525p方式に変換します。)

  6. 省エネ機能
    (1) 本体電源をオフにすると、自動的に消費電力が0ワットになります。
    (2) 3時間以上テレビの操作をしない時や、 ビデオなどの外部入力が15分以上ない(無信号)時、 地上波放送終了後に15分以上無信号が続いた時には、 自動的に本体電源を待機状態にすることができます。

  7. 環境対応
    (1) 本体に使用している成形素材(キャビネット)とプリント板(回路基板)に、 ハロゲンフリー材*1を採用しています*2。 ハロゲンフリー材は、環境に負荷を与える可能性のあるハロゲン化合物を含まないため、 廃棄処理時の環境負荷を低減し、また、劣化が極めて少ない材料なので、 リサイクル性も向上します。
    (2) 32形、28形テレビの梱包材料の一部(上部パッキング)に、発泡スチロールに代わる素材 としてリサイクル可能なパルプモールド(紙素材)を使用しています。
    *1 難燃剤に、従来の臭素/塩素系に代わり、窒素やリンを使用
    *2 成形素材にハロゲンフリー材を使用している機種は「36ZX720」「36ZP50」


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