新製品の主な特長

  1. 最高級クラスで世界一の静音性による高い患者アメニティ
     空気振動伝播を遮断する「真空封入構造」と固体振動伝播を遮断する「独立支持構造」を採用した「Pianissimo(TM)」機構により、 従来装置では聴感で50%程度カットすることが限界であった騒音を90%カットし、 最高級クラスの1.5テスラMRI装置で世界一の静音性を実現しています。 さらに、クラス最大の患者開口径(655ミリメートル)による高い開放性との相乗効果により、高い患者アメニティを提供します。

  2. 約3倍(当社比)の性能を備えた傾斜磁場システムによる高い画像診断能
     傾斜磁場システムの性能を約3倍(最大スリューレート値、当社従来比)に高めることによって、より質の高い画像診断情報を提供します。
     たとえば、超高速撮像法であるEPI(Echo Planar Imaging)法では、 ETS(Echo Train Spacing)が最短0.6msと従来に比べて2分の1(当社比)の時間で撮像できるため、 歪みの少ない画像を得ることができます。また、三次元造影ダイナミックMRA(MR Angiography)検査では、 繰り返し時間が最短2.6ms(オプション)とより短い間隔で撮像できるため、 造影剤が流れる様子をより高い時間分解能で観察することができます。

  3. 約5倍(当社比)の処理速度による検査の迅速化
     高性能のコンピュータシステムを装備し、画像再構成処理やMRA検査後の画像処理などで約5倍(当社比)の処理速度を提供します。 また、磁気ディスクについても大容量化を図り、18GBの容量を標準搭載しています。 さらに、画像通信ネットワーク環境としては、より高速な通信が行える100Base-TXを標準で装備しています。
     これらにより、短時間に多量の画像データが発生する最先端の検査においても、迅速な処理が可能です。

  4. 4チャネルフェーズドアレイシステムを標準装備
     高いS/N比(Signal to Noise Ratio)と広い領域での撮像を両立させる4チャネルフェーズドアレイシステムを標準装備しています。 脊椎検査用として、頚椎から腰椎までの広い感度領域を備えたCTL脊椎QDフェーズドアレイコイルを、胸部・腹部などの検査用として、 患者への装着性にも優れた腹部フレキシブルコイルをそれぞれ標準装備しています。


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