第9回東芝環境技術展の展示内容のご紹介

 当社は、3月28日、29日に「環境先進企業を目指して」をテーマに「第9回東芝環境技術展」を東芝本社で開催します。廃棄物ゼロエミッションへの取り組みや鉛フリーはんだ付け技術、グリーン調達など、最新の環境保全活動の状況や新技術など約160テーマ以上を展示して、当社の環境保全のこれまでの活動成果とこれからの取り組みを紹介します。

 展示内容は「資源有効活用」「地球温暖化防止」「化学物質管理」「エコツール」「環境調和型製品」「環境技術」など8コーナーに分かれ、新しいコンセプトや技術を展示しています。

主な展示内容

「資源有効活用」

  • 2001年施行予定の家電リサイクル法への対応状況や使用済み製品のリサイクル技術、製品への適用状況として、 北九州エコタウンでの廃家電リサイクル事業への取り組み、テレビ、冷蔵庫、パソコン、複写機などのリサイクル状況などを展示します。
  • 資源循環型社会への対応として、工場でのリサイクルやゼロエミッションの取り組み、 流通・使用段階での資源有効活用事例や廃棄物削減事例を紹介します。廃プラスチック油化処理事業のほか、 半導体製造に於ける廃棄物削減活動の成果や、緩衝材、梱包材の削減事例を展示します。

「地球温暖化防止」

  • 省エネ対策を、管理面の改善、省エネ投資、クリーンルームの効率化の3つの側面から紹介します。
  • 自主行動計画の成果と計画を明示するほか、クリーンルーム空調省エネルギー事例、燃料電池発電システム、 太陽光発電システムの研究成果、冷媒フロンの回収と分解までの一環処理技術を展示します。

「化学物質管理」

  • 他社に先駆けて取り組んできたPRTRへの取り組み事例を紹介します。 地域住民とのリスクコミュニケーションの実績、電子部品工場での臭素系洗浄剤など有害物質削減活動、 発電機コイルの環境負荷低減製造技術の開発、建屋解体時のアスベスト対策などを展示します。

「エコツール」

  • 環境マネジメントに必要な管理情報の効率的なマネジメントと効果的な活用を実現するマニフェスト情報ツールとサービス、 PRTR法対応の化学物質管理システム、環境マネジメントシステムの電子文書管理化システムなどの支援ツールを紹介します。

「環境調和型製品」

  • 家電から重電まで幅広い製品で実施している省エネ、省資源、長寿命化、リサイクル性向上、 有害物削減などの環境アセスメントの取り組みや製品を紹介します。
  • グリーン調達活動状況、省エネ大賞を受賞したエアコンや冷蔵庫の省エネ技術、 鉛フリーはんだ付け技術などの事例を展示します。

「環境技術」

  • 資源の有効活用、有害物の無害化技術、地球温暖化防止など、環境負荷の少ない循環型社会システム構築へ向けての技術開発を紹介します。
  • ダイオキシン無害化技術や、PCB分解技術、光触媒による脱臭・殺菌技術、焼却炉の省エネ・資源有効活用技術、 バイオによる汚染処理技術など、社会や消費者のニーズを先取りした環境関連技術の最新の成果を展示します。

 当社は地球環境問題を企業存続の必須活動ととらえ、経営の最重要課題の一つとして取り組んできました。
 今回の技術展は取り組みの成果と今後の取り組みを紹介することで、動脈から静脈までライフサイクル全体にわたる循環型社会における経営や製品、 技術の確立を志向する当社の姿勢を示すとともに、広く意見を聴取し一層のレベルの向上を目指すものです。


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