5.8型低温ポリシリコン液晶表示装置の新製品の発売について

2000年3月8日

 当社は、5.8型としては業界最高の高精細VGAワイド(800X480画素) 表示に対応することができる低温ポリシリコンの液晶表示装置「LTM06C381」を商品化し、 3月末から量産を開始します。

 新製品は、画素ピッチを0.159ミリメートル(160画素/インチ)と高精細化を図ることにより、 当社従来のアモルファスタイプのLCDに比べて約4倍の高解像度を実現しています。 これにより、携帯型のDVDプレーヤなどに搭載した場合でも、 表示レベルを落とさずにDVDならではの高画質・高精細な映像信号をそのまま表現することができ、 映画などの字幕もくっきりきれいに表示できます。

 シリコン多結晶の基板で形成される低温ポリシリコンLCDは、 アモルファス(非晶質)シリコンに比べ、電子の移動速度が速いため、 液晶画面を制御する周辺回路の主な部分をガラス基板上に直接形成できるという特長があります。 このため、接続ピン数を従来に比べ約20分の1に削減することができるとともに、 信頼性の向上や、画面の高精細化を図ることが可能です。

 当社は、小形・軽量化、高精細化を図ることのできる低温ポリシリコン液晶の特性をいかし、 今後も各種携帯機器にあわせたラインナップの強化を図っていきます。


新製品の主な概要
開発の背景と狙い
新製品の主な特長
新製品の主な仕様
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