共同開発ドライバーLSIの主な特長

  1. 携帯電話用としては業界最高の128X168ドット、256色のカラー表示に対応することができます。 R(赤),G(緑)は8階調、B(青)は4階調の256色同時表示が可能です。 これにより携帯電話をはじめとする各種モバイル機器において、動画像などの様々なコンテンツを高精細化に表示することができるとともに、 多彩な色彩で表現することができます。

  2. MLA駆動方式を採用することで、表示部の低消費電力化や高コントラスト化、動画像コンテンツの滑らかな画像表示を実現することが可能です。 また、表示画面を高速で表示切替することも可能です。

  3. 従来外付けであった画像表示用のSRAMや液晶駆動用電源回路を内蔵しています。 これにより、コンパクトな液晶表示システムの設計を簡単に行なうことが可能です。
    ・コモンドライバーには出力電圧温度傾斜が0.0%/℃(typ)の高性能液晶駆動用電源回路を内蔵しています。
    ・セグメントドライバーには196.608kビットの大容量SRAMを内蔵しています。

  4. セグメントドライバーについては、パルス階調(PWM)とフレーム間引き階調(FRC)の階調方式に対応する2種類のLSIを商品化します。 これにより、多彩な階調方式に対応することが可能です。 また、パルス階調(PWM)方式のLSIについては固定パレットとフルパレット(各色32階調から選択)の両方に対応することが可能です。

  5. 携帯電話の「待ち受け時間」などの場合には画面全体の内、必要とされる部分(ブロック)のみを表示するよう設定できるパーシャルディスプレイ機能を搭載しています。 表示エリアサイズとしては、最大16ブロック(1ブロックは4ドットラインから構成)まで設定することができ、 これにより機器の低消費電力化を図ることが可能です。

  6. 全画面スクロール機能に加え、ブロック単位で設定したエリアのみをスクロールするエリアスクロール機能を搭載しています。 今回、オプトレックスが商品化するSTN-LCDモジュールではエリアスクロール用に24ライン分のバックグラウンドメモリーを搭載しています。


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