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低温ポリシリコン液晶製造設備の増強について

2000年4月3日

深谷工場に380億円の追加設備投資を実施

 当社は、深谷工場の大形低温ポリシリコン液晶製造棟に、380億円の追加投資を行ないます。 これにより、当社は、現在の月産3万シート(基板サイズ400X500mm)に加えて、 新たに月産2万5千シート(同550X670mm)の生産能力を有することとなり、 世界最大の低温ポリシリコン液晶のメーカとなります。

設備投資の内容

(1)新製造ライン(第3期量産ライン)は4月から設備着工し、2001年1月稼動、4月から量産を開始します。
(2)量産規模は、月産生産能力で2万5千シート(基板サイズ550X670mm)です。 新製造ラインでは、10.4型から15.1型までの、中・大型の高精細パネルを量産します。
(3)これにより、同製造棟の低温ポリシリコン液晶生産能力は、現在の月産2万シート(同400X500mm)とあわせて合計4万5千シート/月となります。
(4)また、本製造棟とは別にある試作量産ライン(月産1万枚 同400X500mm)をあわせると、 当社の低温ポリシリコン液晶の生産能力は合計で5万5千シート/月となります。

設備投資の目的

 当社は、98年8月に世界初の大形低温ポリシリコン液晶製造棟を完成させ、 99年4月から第1期量産ライン、同10月から第2期量産ラインを稼動させ、 これまで、建設費、設備費を含めて総額約300億円の設備投資を行なってきました。
 今回の投資は、既に稼動している第1期・第2期量産ラインに加えて、 第3期量産ラインを導入することで、低温ポリシリコン液晶のさらなる生産能力の拡大を図るとともに、 大形基板(550X670mm)を採用することにより、 各種モバイル機器などの大画面化へのニーズに対応した製品の効率的な供給体制を構築するものです。
 低温ポリシリコン液晶は、従来のアモルファスタイプの液晶表示装置に比べ、 画面の高精細化が図られるとともに、部品点数や接続ピン数を大幅に削減できるため、機器の軽量化や信頼性が向上します。 このため、特にノートパソコンやPDAなどの各種モバイル機器やカーナビ、ポータブルDVDなどに最適なディスプレイとして需要が急増しています。

 当社は、今回の追加投資により、大形画面サイズの製品供給力を確保するとともに、 小形・軽量化、高精細化を図ることのできる低温ポリシリコン液晶の特性をいかし、 今後もラインナップの拡大を図っていきます。

液晶事業について

 当社の液晶事業の特長は、(1)アモルファス液晶については、 当社と米国IBMの共同出資によるディスプレイ・テクノロジー株式会社(所在地:姫路市)から液晶セルとして供給を受ける一方、 (2)低温ポリシリコン液晶については、97年から独自に研究開発に取り組んで、 開発から生産まで自社一貫体制を確立して事業化してきました。 当社は、今後も低温ポリシリコン液晶の開発・生産に資源を集中するとともに、 その特長を生かした用途開発と製品群のラインアップの拡充に努めていきます。

製造棟の概要

名   称低温ポリシリコン大形液晶製造棟(601号棟)
建物規模地上3階、地下なし、高さ22.8m
構造概要地上主体構造−鉄骨造
建築面積 9,671m2
延床面積28,761m2
着   工1997年11月
建物完成1998年 8月
稼動開始第1期、第2期量産ラインは、1999年4月より順次量産開始。
第3期量産ラインは、2001年1月稼動、同4月量産開始の予定。

深谷工場の概要

敷地面積約288,000m2
建築面積約130,000m2
従業員数約3,000人
工場長名上田 実
開発生産品液晶表示装置、カラーブラウン管、カラーディスプレイ管、大形映像
システム、デジタルカメラ、テレビ、衛星放送受信機など


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