4.0型低温ポリシリコン液晶表示装置の商品化について 2000年4月11日
当社は、反射型としては業界最高の高精細化(画素ピッチ0.126ミリメートル、202PPI) を実現した4.0型の低温ポリシリコン液晶表示装置(LCD)の新製品「LTM04C387S」を商品化し、 10月より量産を開始します。 新製品は、低温ポリシリコン液晶の採用により、 4.0型でVGA(640480ドット)の高精細な画面表示に対応するとともに、 高コントラスト化を図る内面反射電極や偏光板1枚方式を採用することなどにより、26万色の鮮やかな色彩表現を実現しています。 また、照明などの外光を利用して画面を表示する反射型の採用により、 バックライトを用いる透過型LCDに比べて消費電力を約3分の1*にまで削減できるとともに、 パネル部の厚さと重量をともに約2分の1*へと薄形化、軽量化することが可能です。 低温ポリシリコンLCDは、液晶画面を制御する周辺回路を外付けすることなくガラス基板上に直接形成することができるので、 当社従来のアモルファス(非晶質)シリコンに比べて部品点数を約4割、接続ピン数を約24分の1に削減することが可能です。 これにより、機器の信頼性の向上を図ることができます。 なお、新製品は4月12日からパシフィコ横浜で開催される「EDEX2000電子ディスプレイ展」に出展されます。 今後、当社は携帯電話用途向けにさらなる小形化を図った反射型低温ポリシリコンLCDの開発を行ないます。
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