沖電気工業株式会社の放送局向け無線伝送事業の株式会社東芝への譲渡について

2000年10月24日

株式会社 東芝
沖電気工業株式会社

 株式会社東芝(以下、東芝)と沖電気工業株式会社(以下、沖電気工業)は、 沖電気工業の放送局向け無線伝送事業を東芝に譲渡することで基本合意致しました。

 東芝は、放送設備のトップメーカーとして、放送局の番組制作および送出を行う「スタジオ送出設備」、 送信所から各家庭に電波を送る「送信設備」、「中継設備」を多数の放送局に納入し、 業界をリードしてまいりました。
 東芝は、今回の事業譲渡によって、 放送局から送信所に電波を送る「伝送設備」を商品ラインナップに加えることにより、 デジタル放送時代において、スタジオ送出設備から送信ネットワーク設備の全ての商品群をカバーし、 ユーザーにトータルソリューションを提供することによって市場での優位性を一層高めることが可能となります。

一方、沖電気工業は、基幹伝送を中心に、幅広く無線伝送事業を展開しております。 その中で放送局向けでは、テレビ、ラジオ、FM放送用設備を提供してまいりました。 今回事業の集中と選択の一環として、放送局向け無線伝送事業を東芝へ譲渡することと致しました。 譲渡先において、新しい融合効果が生まれることを期待しております。

基本合意の主な内容は以下のとおりです。

  1. 譲渡対象

    本件営業譲渡の対象項目は、沖電気工業の放送局向け無線伝送設備、 送信設備及び中継放送設備に関する有形固定資産、棚卸資産(保守部品)、 営業上必要な備品・消耗品等、営業権、知的財産権とする。

  2. 譲渡日

    平成13年4月1日をもって営業譲渡の実行日として準備する。

  3. 従業員

    従業員の処遇については、両社で協議する。

  4. 取引先の継承

    東芝および沖電気工業は本件事業に関する販売取引先及び仕入先を承継できるように最善の努力をする。


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