ポータルサイト/モバイル/ASPシステムの構築に向けたネットビジネスプラットフォームの機能強化について

2000年11月7日

 当社は、プラットフォーム事業の拡大を目的として、 ソリューションプロバイダ向けに提供する「ネットビジネスプラットフォーム」に、 ポータルサイトの迅速な構築と、効率的な維持・管理を可能とする機能を追加し本日より販売を開始します。

 また、モバイルインターネット端末での高機能なサービスやASPでのアプリケーションの容易な運用管理を実現する、 当社独自のJava技術をもとに開発されたシステム運用環境のミドルウェア群「FlyingServ」を「ネットビジネスプラットフォーム」に追加し、 モバイルシステム構築及びASP構築向けに順次商品化していきます。

 ポータルサイト向け機能は、 当社のナレッジ技術を基にした自然言語検索処理ソフトとオラクル社のポータルサイト構築ミドルウエア「Oracle Portal」を組み合わせています。 これにより、幅広い事業領域において的確で価値ある情報に自然言語でアクセスすることができるポータルサイトを短期間で容易に構築することができます。

 「FlyingServ」は当社独自のJava技術により実現された「拡張サーバサイドJavaサービス機能」を提供します。 これは、共通化されたコンパクトな専用アプレット(Javaプログラム)のみをクライアント側で動作させ、 サーバ側でサービス処理を行ないます。 これにより、携帯電話のように処理能力の低いモバイルインターネット環境でも、 高機能なサービス可能にするとともに、 ASPではサーバ中心の処理を実現してアプリケーションの運用管理を容易にします。

 当社は「FlyingServ」とRDBMS/アプリケーションサーバであるOracle8i/Oracle Internet Application Server 8i(iAS)を中心とするオラクル社の製品を組み合わせることにより、 モバイルシステム構築およびASP構築向けの機能を提供します。 さらに、ASP構築に向けては課金やアウトプット管理など運用管理の機能を提供します。

 当社は、ソリューションプロバイダがインターネットビジネスを迅速かつ確実に立ち上げられるように、 ソリューションに依存せずに共通に使われるハードウェア、 ソフトウェアを最適に組み合わせた「共通基盤(プラットフォーム)」をサポートサービスと一体で提供する「ネットビジネスプラットフォーム」を4月より販売開始し、 オラクル社の製品を中心に据えて顧客開拓を行なってきました。 今回の機能強化は、急速に進化するネットビジネスモデルに対応して、 ソリューションプロバイダがシステム構築に必要な機能をタイムリーに提供するものです。

 今回の機能強化によりネットビジネスプラットフォーム事業の拡大を加速し、 関連売上を含めて、2002年度に1000億円の売上をめざします。

 当社はネットビジネスプラットフォームの顧客開拓において、 日本オラクル株式会社と製品展開とマーケティングの両面で今後も連携していきます。 なお今回の発表に関する日本オラクルからのコメントは別紙の通りです。


商品化の背景と狙い
新製品の概要
ネットビジネスプラットフォーム強化の考え方
日本オラクル株式会社からのコメント
お問い合わせ先


  • Solarisは米国Sun Microsystems, Inc.の登録商標です。
  • Windows, Windows NT, Windows2000は米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。
  • LinusはLinus Torvalds氏の米国及びその他の国における登録商標あるいは商標です。
  • その他の会社名、製品名は各社の登録商標あるいは商標です。


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。