新製品は、泡の発生状況を検知して運転を制御することにより、 業界で初めて、一般の粉末合成洗剤の使用を可能にしています。

温水用にヒーターを内蔵し、水や洗濯液を３０または６０に加熱する「温水洗浄コース」を搭載しています。 ３０温水洗浄に設定することで、 冬季などでも洗浄力を向上させることができます。 また、６０に加熱することで、衣類を除菌する効果もあります。

新製品は、本体プリント基板上の接合に鉛フリーはんだを採用するとともに、 段ボールを削減した包装やリサイクル可能な材料の使用率を高めるなど、 環境に配慮したさまざまな改善を盛り込んでいます。
さらに、横置き式の槽で洗濯物に水を含ませ、たたき洗いを行うことで水量を削減し、 従来の全自動洗濯機と比べ約１／３の節水となり、 洗い時の使用水量を容量７ｋｇでは業界最小^＊１の７５Ｌを実現しています。
また、脱水行程の途中から乾燥を行うことで、時間の短縮を図り、 ４ｋｇの洗濯物で洗いから乾燥までを行った場合には、 従来の全自動洗濯機＋乾燥機と比較^＊２して全行程で約２８分短縮するとともに、 消費電力量を約１７％削減しています。

ドラム式洗濯乾燥機では業界で初めて^＊、 洗濯開始時に適正洗剤量をパネル部に表示する機能を搭載しました。 従来、縦形のかくはん式洗濯機では、パルセータの回転抵抗により、 投入された衣類の量を検知し、洗剤量を目安表示しています。 一方、ドラム式では、パルセータに相当する部品がないため、検知が困難であった衣類量を、 ＤＤインバーターモーターの高精度回転検知の特長を活かし、初期にドラムを回転させ、 慣性モーメントを検出することで判断し、洗剤の投入目安量を表示します。 これにより、無駄な洗剤の使用を抑えます。

新製品は、運転制御や振動系に改善を加えたＤＤ（ダイレクトドライブ）インバーター方式を採用し、 業界トップ^＊１の洗い３５ｄＢ、脱水４４ｄＢ、 乾燥４０ｄＢという静音運転を実現しています。
また、ＤＤインバーターと液体バランサーの搭載、さらにはＤＤインバーターの高精度な制御により、 洗濯物のバランスを調整することで、 特に脱水時の床への衝撃を従来のＤＤインバーター全自動洗濯機と同等^＊２の４ｋｇｆ（女性が歩いている衝撃程度）にまで低減しています。 これにより、床面をいためたり、階下に振動を与えることがありません。

ドラム式は、衣類を前面から出し入れできるので、バリアフリーの観点で適しています。 さらに、槽の傾斜角度も使いやすい１０としており、 洗濯物を取り出しやすくするとともに、洗濯槽内部を見やすくしています。
また、ドラム式は設置寸法がコンパクトで、上部の空間に棚を配置するなど、自由に使うことができます。 製品質量についても、６５ｋｇと軽量化を図っており、従来の全自動洗濯機、 衣類乾燥機、乾燥機スタンドを合わせた質量^＊とほぼ同等で、 配送や据付、床面の負担が軽減しています。

新製品は、小形・センター重心のＤＤモーター搭載の特長を活かして、 槽の揺れを低減し、槽と外箱との隙間を狭めた設計とすることで、コンパクトなボディの中に、 全自動洗濯機で最も売れている容量ゾーンの７ｋｇの洗濯脱水容量、 衣類乾燥機での売れ行き容量ゾーンの４ｋｇの乾燥容量とドラム式で業界最大^＊の容量を実現しています。

洗濯槽を横置きにした「たたき洗い」のため、布いたみ・布からみが従来の全自動洗濯機に比べ約３０％減少し、 上質な仕上がりを実現しています。

＊（社）日本電機工業会の洗濯機性能評価基準による

少し湿り気の残った状態で運転を自動停止するコースで、ワイシャツなど、 アイロンをかける衣類に最適なコースです。

軽い汚れの衣類には、洗剤量を半分にして、洗い時間・すすぎ時間を短縮し、 ４ｋｇの洗濯物で脱水完了までわずか３２分のスピードコースも搭載しました。 時間とともに洗剤・水道代・電気代を節約する経済性に優れたコースです。