新製品開発の背景と狙い

 昨年から導入が本格化したマルチスライスシステムは、 患者拘束時間の大幅な低減が実現したのみならず、 これまで実現できなかった高精細な画像を撮影することが可能になりました。 このようなシステムは、主に大学病院のような大きな病院で導入されていますが、 一般病院でも導入したいとの声が増加しています。
 当社では、このようなニーズに応え、 高速であると同時にisotropic分解能で高画質という当社のマルチスライスシステムの共通コンセプトを忠実に受け継ぐベーシックマシンとして、 本製品を開発しました。
 なお、マルチスライスCTは、現在国内で約240台が納入されています。 この中で当社は、約140台の納入実績を有しており、国内シェアはトップの約60%を占めています。 海外でも110台以上を出荷しており、世界各地で高い評価を得ています。 新製品についても国内シェア50%以上の確保を目指します。

「等方性」という意味で、3D画像を作成する時に、 使用するデータが、X軸、Y軸、Z軸の各方向ともほぼ同じサイズの立方体として得られることを意味します。 (どの方向にも等質な高い分解能を有するという意味でこの言葉を使います)
藤田保健衛生大学・片田教授がマルチスライスシステムの持つべき最も重要な特性の1つとして、 これを提唱されています。


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