開発の背景と狙い

 近年の情報化によって、オフィスビルや工場のコンピュータなどの情報機器をはじめ、 病院の医療機器などはシステムトラブルが発生すると、さまざまな方面に大きな影響を与えます。 このためUPSは、自然災害などによる瞬時電圧低下や瞬時停電という防止が極めて困難な電源トラブルから重要機器を守り、 機器の安定稼動をサポートするため、需要が高まっています。
 また燃料電池は、クリーンな分散型電源であることに加え、 排熱を利用することも可能なため総合エネルギー効率が高く、 二酸化炭素の排出量を削減できるコージェネレーションシステムとしても注目されています。
 当社は、燃料電池が他の発電システムに比べて電気的特性が優れていること、 長時間の連続運転ができることなどから、高信頼電源への適用の可能性があることに注目し、 時代のニーズに合致した新しい高信頼電源システムとして、東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社、 東邦ガス株式会社と共同開発を進めてきました。 本システムは、2000年6月に東邦ガス本社に設置され、 基本性能確認試験および実証試験を進めてきましたが、今般検証が完了したため、商品化するものです。


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