新システムの主な特長

  1. 重要負荷並びに一般負荷への給電時のトータル電力変換ロスを低減します

    従来のUPSシステムと燃料電池システムをそれぞれ単独で設置した場合、 UPSで常時「交流/直流変換器」部分と「直流/交流変換器」部分でそれぞれ約5%、 あわせて約10%の電力変換ロスが発生します。 これに対し、本システムでは、燃料電池の出力電力は「直流/交流変換器」のみを通るので、 重要負荷への電力変換ロスは5%に半減することが出来ます。
    また、直流出力型の燃料電池は、通常の交流出力型の燃料電池に比べて変換ロスが約5%改善されます。

  2. 重要負荷と一般負荷の両方に給電することにより、燃料電池は高効率定格運転ができます

    燃料電池から重要負荷のみへ電力供給する場合には、負荷変動が見込まれるため、 通常は200kW未満での運転となります。 しかし、一般負荷へも同時に電力供給する(余剰電力を一般負荷へ供給する)ことにより、 燃料電池は、常に高効率な200kW定格で安定な運転が可能となります。

  3. バッテリー容量の低減が可能です

    停電時には、燃料電池から継続して電力供給しますので、バッテリーからの供給は不要です。 重要負荷の品質要求レベルにより、バッテリーの容量を低減したり、非設置とすることができます。

  4. 排熱の有効利用により経済性が向上します

    本システムは、燃料電池の排熱を空調や給湯に利用することの可能なコージェネレーションシステムとして利用することができ、 高い総合エネルギー効率を実現します。


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