本サービスの背景とねらい

 国内のホテル・旅館の宿泊需要は約6億泊/年といわれており、インターネット予約は3千万泊程度と推定されています。 iモードの普及やデジタル放送サービスによるテレビコマースの浸透などを背景に、ネット経由の予約は今後もますます増加すると予想されています。 一方、宿泊施設側も、宿泊客を効率よく集客できるツールとしてネット予約に対して、積極的な対応を行っています。
 現在、インターネット宿泊予約サイトでは、個別に空室情報を保有しているため、同一の宿泊施設であっても、あるサイトでは満室にもかかわらず別のサイトでは空室有りという状況が発生しています。 このため、予約希望者は複数のサイトを探し歩く必要がありました。 また、宿泊予約サイトが続々と作られる中で、宿泊施設の空室在庫の確保に向けた競争も激化しています。
 一方、宿泊施設のフロントでは、従来からの電話や旅行代理店経由の予約、フロント予約に加えて、各サイトに空室情報を提供する業務やサイト間の需給調整業務などの新たな業務も発生しており、空室情報の管理業務が増大しています。 また、宿泊料金や仲介手数料も予約ルート毎に異なるため、会計業務も複雑化し、フロント業務の見直しが求められています。
 当社は、ホテル業務用コンピュータシステムで多くの納入実績を持ち、「駅前探険倶楽部」でサイト運営ノウハウも有しており、宿泊予約サイト向けにインターネット予約の空室情報の一元管理システムを提供するとともに、宿泊施設向けには予約・会計システムをASPサービス化することで、ネット宿泊予約に対するトータルソリューションを提供するものです。

 今後、当社は、ビジネス向けや観光・レジャー向けサイトでの本システムの利用拡大を図るとともに、集客が伴なう学会やコンベンション、イベントなどの紹介サイト向けにも宿泊予約機能をASPサービスとして提供していきます。 また、レストランの予約システムとの連動などにも取り組み、インターネットを使った宿泊利用サービスの拡充をめざします。


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