業界最大容量の32メガビット擬似SRAMの商品化について

2001年6月5日

モバイル携帯機器に適した高速、低消費電力メモリ

 当社は、低消費電力タイプの擬似スタティックRAM(Pseudo SRAM、以下PSRAM)の新製品として、業界最大の32メガビットのメモリ容量を実現した「TC51W3216XB」を商品化します。 サンプル出荷は本日から開始し、8月より月産10万個規模で量産を開始します。

 PSRAMは、セルの構造がDRAMで、外部とのインターフェースの構造をSRAMと同じにしたメモリで、高集積化、大容量化が容易なDRAMと、高速、低消費電力化が可能なSRAMの両方の長所を持っています。 新製品は、低消費電力が求められる携帯電話端末に加え、大容量を求めるPDAなどの携帯機器にも適しています。

 新製品は、0.175マイクロメートルのCMOSプロセスを採用し、業界最大のメモリ容量32メガビットを実現するとともに、待機時の電流70マイクロアンペア、データへのアクセス時間80ナノ秒を可能にしています。 さらに、64メガビットPSRAM品の開発も進めており、今年9月にサンプル出荷を予定しています。


新製品の主な概要
開発の背景と狙い
新製品の主な特長
新製品の主な仕様
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