2つのスロットを搭載し拡張性に優れたPDA(Pocket PC)の発売について

2001年7月16日

 当社は、モバイルビジネスツールとして要求される機能性と拡張性を重視し、PCとの親和性や携帯性、操作性などを含めたユーザビリティを最大限追求したPDA(Pocket PC)「GENIO e550(ジェニオ イー)」と、1GBのマイクロドライブTMを搭載した上位機種「GENIO e550/MD」の2機種を商品化し、8月20日より順次発売します。

 新製品「GENIO e」は、OSに「Microsoft(R) Windows(R) for Pocket PC」を、CPUには携帯機器向けとしては最高速の「Intel(R) StrongARM Processor 206MHz」を搭載し、十分な機能性に加え、PCとの高い親和性を有しており、「Word」や「Excel」といったビジネスソフトのデータを、PCと簡単にやり取りすることができます。 また、当社が得意とする高密度実装技術や、アドバンストリチウムイオンバッテリーなどの先進技術を結集することで、Pocket PCとしては世界で初めてSDとCF-IIの2スロットを本体に内蔵しつつも、薄型(17.5mm)・軽量(約180g)のコンパクトボディを実現し、優れた携帯性と高い拡張性を両立しています。

 PHSデータ通信カードをCF-IIスロットに挿入すれば、手軽にインターネットを楽しんだり、メールのチェックも簡単に行うことが可能ですし、当社が業界で初めて開発したBluetoothTMSDカードを使用すれば、ワイヤレス環境でのPDAの用途を大きく広げることが可能です。 今後さらに、SD,CF-II向けに様々な機能のカードが実用化される予定であり、これらのアプリケーションのキーステーションとして利用することができます。 また、高精細のフロントライト付反射型TFT液晶を搭載しているため、「Windows(R) Media Player Ver. 7.1」を使ったMPEG4動画の再生や、インターネット画面などを、屋外でも鮮明な画像で映し出すことが可能で、ビジネス用途はもちろん、PCの補完マシンとしてのパーソナル用途にも対応しています。

 当社は、PDAを単なる電子手帳ではなく、ソリューションビジネスにおいてPCを補完するキーコンポーネントと位置付け、国内有力システムインテグレータ10社とSIパートナー契約を締結し、各社の持つ優れたソリューションシステムと「GENIO e」を組み合せたモバイルソリューションシステムの販売を推進し、PDAの法人向け市場の拡大を図っていきます。

 なお、「GENIO e」は、7月17日(火)~19日(金)に東京ビッグサイトにて開催される「ワイヤレスジャパン(モバイルインターネット・ソリューション展)」にて展示します。

 当社は、2002FIFAワールドカップTMの「オフィシャルITパートナー」として、PC、サーバーなどのIT機器を提供します。 「GENIO e」もオフィシャルPDAとして、FIFAワールドカップTMの運営をサポートするモバイルソリューションに、役立てていく予定です。

「GENIO e 」のSDスロットは、SDIO規格にも対応しています。


新製品の概要
商品化の背景と狙い
新製品の主な特長
新製品の主な仕様
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  • コンパクトフラッシュは、米国SanDisk Corporationの登録商標です。
  • マイクロドライブは、IBMの登録商標です。


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