商品化の背景と狙い

 帳票処理は、企業内における財務会計、人事勤労、販売、生産などの基幹業務の中で欠かせない重要な部分です。特に、わが国では、帳票の形態の多彩さや、求められる精度の高さ、あるいは処理に応じて帳票形式を変える柔軟さなど、きめ細かな帳票処理が求められます。また、基幹業務で使われる帳票処理では、大切な帳票を出力する最終処理として、高い信頼性と、運用の容易さが求められてきました。
 一方、企業において、WindowsとUNIXといったオープン環境が、基幹業務にも浸透してきましたが、その帳票処理のレベルは、メインフレームやオフコンに及ばず、きめ細かな帳票処理を行うミドルウェアやパッケージが機能を補完していました。
 さらに近年のインターネットの爆発的な普及により、パラダイムが変わり、業務自体をWeb環境で実現するネットビジネスが増えつつあります。そうしたシステムを構築する基盤として、アプリケーションサーバが注目され、多くのベンダから製品が販売され、2001年度の市場は、前年度に比べ、売上高で倍増すると予測されています。
 当社はこれらを背景に、アプリケーションサーバ上で構築したWebシステムで、メインフレームやオフコンに匹敵する高信頼な帳票印刷処理を実現する「FlyingServ FormExpert」を商品化するものです。


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