半導体後工程部門の再編について

2001年12月14日

 当社は、中期経営計画の前倒しを中心として策定した「01アクションプラン」の一環として、九州地区の半導体後工程部門の再編を行います。2002年4月に、当社のシステムLSIの後工程を統括する新会社を設立し、関連する技術、生産管理などを集中させることにより効率向上を図り、競争力ある事業体制を構築します。

 今回の再編により、システムLSIの後工程に関連した東芝の本社、大分工場及び、北九州工場の技術部門と、関連会社である福岡東芝エレクトロニクス株式会社(以下、福岡東芝 所在地:福岡県鞍手郡、社長:安島隆)、杵築東芝エレクトロニクス株式会社(以下、杵築東芝 所在地:大分県杵築市、社長:櫻井寿春)の技術部門及び管理部門を新会社に統合します。これに伴い、福岡東芝と杵築東芝は、後工程生産機能に特化し、新会社の傘下に入ることになります。

 新会社は、さらなる効率化を目指し、杵築東芝及び、福岡東芝の吸収・統合も視野に入れるとともに、半導体後工程の専業メーカーとして、東芝グループ外のお客様からの後工程も積極的に受注していきます。

 ディスクリートの後工程に関しては、関連会社である豊前東芝エレクトロニクス株式会社(所在地:福岡県豊前市、社長:石川俊雄)を九州地区の後工程会社と位置付け、福岡東芝エレクトロニクスからの直方工場の移管及び宮田工場からのディスクリート製品移管を受け、経営の効率向上を図っていくとともに、付加価値の高い差異化パッケージ品に注力していきます。

 今回の再編により、前工程と後工程間のルートを事業ごとに整理することで、管理部門の集結による間接費の効率化及び、人員の最適化、さらに、仕様の統一化と規模の拡大による調達コストダウンを図り、競争力を強化していきます。

新統括会社の概要

会社名 未定
代表者 未定
資本金 4億9千万円(設立当初1億円)
出資比率 東芝100%
従業員 約280人
所在地 福岡県鞍手郡宮田町(福岡東芝エレクトロニクス内)

後工程再編の概略図


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