フィンランド・コネ社との昇降機事業における資本提携について 2001年12月20日 株式会社 東芝 東芝エレベータ株式会社(以下、東芝エレベータ)は、フィンランド・コネ社(本社:ヘルシンキ)との間で、昇降機事業での包括的な関係強化を目的とした資本提携に関して、本日、基本合意しました。 具体的には、東芝エレベータは、2002年3月初旬に第三者割当増資を行い、コネ社が全額引き受けることで、コネ社が東芝エレベータの株式の20%を所有することになります。これにより、株式会社東芝(以下、東芝)の東芝エレベータへの出資比率は80%となります。あわせて、東芝エレベータがコネ社の株式の5%を所有します。また、本資本提携にともない東芝エレベータとコネ社は、戦略の共有による関係強化のため、相互に取締役を派遣する予定です。 東芝エレベータとコネ社は、1998年より協調関係にあり、最近では、エレベータ・エスカレータ分野で相互部品供給、共同調達、共同開発を実施しています。今回の資本提携によって、コネ社のマシンルームレスエレベータなどの機械系技術と、東芝エレベータの高速化やインバータなどの技術の補完関係を一層強め、開発期間短縮などの競争力強化を図るとともに、コスト削減、サービス体制の強化などを実現し、両社の事業の拡大発展を図ります。 昇降機の世界市場の規模は、保守サービスを含めて年間3兆円といわれ、コネ社は欧米市場、東芝エレベータは日本・アジア市場といった巨大市場をそれぞれ事業基盤としています。今後両社は、グローバル・アライアンス・コミッティを設置してグローバルな事業展開を推進し、特に今後最も市場成長の期待できる中国を含めたアジア市場においては、両社それぞれの拠点との間で、製造・販売・保守サービスを含めた協力体制を構築していきます。 東芝は、コネ社と東芝エレベータ両社の技術力・マーケティング力の相乗効果による、昇降機事業のグローバル展開の加速と事業拡大を期待するとともに、「01アクションプラン」で掲げた事業競争力強化の一環として、昇降機事業をインテグレーター型事業と位置付け、東芝エレベータの事業展開を支援していきます。 東芝エレベータ株式会社概要
コネ社(KONE CORPORATION)概要
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