中国での真空遮断器製造合弁会社設立について 2002年1月22日 当社は、発電所や変電所、工場などで使用される真空遮断器と負荷開閉器の製造・販売を行う合弁会社を中国・広東省に設立することで広州白雲電器設備廠と合意しました。 新会社は、広州白雲電器設備廠との共同出資により、広東省広州市に本年3月に設立し、5月から製造を開始する予定です。新会社の名称は、「広州東芝白雲電器設備有限公司」で、両社から部品の供給を受け、中国市場向けの12キロボルト真空遮断器を年間1,000台、負荷開閉器を同じく1,600台の規模で製造します。資本金は1,250万元で、出資比率は当社40%、当社の中国での現地法人である東芝中国社10%、広州白雲電器設備廠50%です。 中国では、電力系統の信頼性向上のため、配電系統の新設・改造が重点強化項目として取り上げられており、220キロボルト以下の送配電網について、第9次五ヶ年計画では3,000億元(約4.5兆円)が都市農村部の電力設備に投資されています。このような中、電力安定供給や送変電ネットワークの信頼性を高めるキーコンポーネントである真空遮断器と負荷開閉器の市場も拡大中で、中圧クラスの12キロボルト製品ではそれぞれ年間9万6千台と2万8千台規模の需要があり、今後も年率8%の成長が見込まれています。 当社は、2000年から中国における有力なスイッチギヤメーカーの1つである広州白雲電器設備廠と、真空遮断器の設計・製造の技術提携を行っています。今回、この関係をさらに強化して、新たに現地の製造拠点として合弁会社を設立し、中国市場のニーズに対応した製品を供給することによって、中国市場での事業拡大を図っていきます。 新会社は、当社の中国における真空遮断器の製造拠点としては、2000年に設立した寧波東芝華通開関設備有限公司に続くものです。広州東芝白雲電器設備有限公司を設立することにより、中国全土をカバーする体制が整います。 新会社の概要
広州白雲電器設備廠概要
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