東芝グループにおけるリース事業の再編について

2002年1月30日

東芝クレジットと東芝不動産総合リース・リース事業本部を統合

株式会社 東芝
東芝クレジット株式会社
東芝不動産総合リース株式会社

 当社は、東芝のグループ内におけるリース事業の強化を図るため、4月1日付けで東芝クレジット株式会社と東芝不動産総合リース株式会社のリース事業本部を統合します。再編は、東芝不動産総合リースのリース事業部門を東芝クレジットに統合する形で行い、統合後、東芝クレジットは社名を東芝ファイナンス株式会社(仮称)に変更します。新会社は東芝グループの金融事業会社として、グループ事業の発展に寄与するとともに、業務の効率化、高度専門化を図り、金融事業業界に確固たる地位を築くことを目指します。

再編の背景と目的

 東芝グループの中で、東芝クレジットと東芝不動産総合リースはそれぞれリース事業を行っていますが、リース市場の成長は横ばいで、競争もますます激しくなっており、現行体制のまま個々に事業を成長させてゆくには非常に厳しい状況にありました。

 一方、東芝クレジットと東芝不動産総合リース・リース事業本部は、リース事業としては重なるものの、前者はファイナンス・リース中心で幅広く個人もカバーし、後者は法人リースに強いという異なる特長を持っています。このため、当社としては、両社部門の統合を行い、今後の東芝グループのリース事業を強化することにしました。この統合により、取扱高で業界10位以内の事業規模を獲得し、よりきめこまかなサービスの提供が可能になる他、営業力の強化、両社ノウハウの共有化、重複機能の一元化による業務の効率化、規模の拡大による資金調達力の強化、経費節減等が可能になります。

 新会社はリースと提携ローンをコアに、フィービジネス事業を重点的に育成拡大します。また東芝グループを中心としたホールセール金融に重心を置き、特徴のあるリテール金融でそれを補完して行きます。

新会社の概要

商号 東芝ファイナンス株式会社(仮称)
事業内容 割賦販売・信用保証・割賦購入あっせんならびに賃貸借
総合リース業、金銭の貸付、保証業務、債権買取その他の金融業
集金および支払の事務代行、生命保険の募集および損害保険代理業
本店所在地 東京都中央区銀座5丁目2番1号(銀座東芝ビル内)
社長名 未定
資本金 39億1千万円
株主 東芝グループによる100%保有
(東芝、東芝不動産総合リース、東芝保険サービス)
従業員数 1,250名
目標取扱高 2002年度7,400億円
設立日 2002年4月1日


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