業界初35V形BSデジタルプラズマテレビ新製品の発売について

2002年2月19日

21形ブラウン管テレビのコーナー設置スペースにも置ける
オールインワンモデル

 当社は、業界で初めて高輝度、高コントラストの35V形プラズマモジュールを採用した、BSデジタルプラズマテレビ「デジタル"FACE"プラズマ 35P2700」を5月16日から発売します。

 新製品は、モニターとチューナーを一体化し、36形のワイドブラウン管テレビよりも大画面*1ながら、BSデジタルプラズマテレビとしてトップクラスの横幅89.3cm*2のコンパクト設計を実現するとともに、新開発のツインウーハーと2wayスピーカーで重低音から中高音まで忠実に再現する新バズーカシステムを搭載しています。

 35V形プラズマモジュールには、外光の映り込みを抑制して黒を引き締める「ブラックストライプ」、発光スペクトルを適正化してプラズマ特有の不要な発光色をカットする「3原色カラーフィルター」、1つ1つの表示セルを分離する「セル隔壁構造」などを採用しており、明るい部屋の中でもクッキリと見える高コントラスト、高輝度、高い色再現性を達成しています。
 また、当社がBSデジタル放送受信用に開発した広帯域映像処理/グラフィクス用LSI「CONQUEST」を搭載し、大画面のすみずみまで高精細な映像を再現することができるほか、スマートメディアTMスロットとSDメモリカードスロットを搭載しており、デジタルスチルカメラで撮影した写真をテレビ画面に高画質で再生することが可能です。

*1 当社36形ワイドブラウン管テレビ画面寸法(幅X高さ)74.6cmX42.0cm、
35V形プラズマテレビ画面寸法(幅X高さ)78.6cmX44.2cm
*2 2wayスピーカーボトム設置時

新製品の概要

商品化の狙い

 BSデジタルハイビジョン放送の拡充や、DVDプレーヤー、DVDレコーダーの普及といった高画質映像ソースの多様化に加えて、本年5月末のFIFAワールドカップTM開催を控え、高画質、高音質で臨場感ある番組を迫力ある大画面で楽しみたいというユーザーが増えています。そのような中、テレビのますますの大画面化に伴い、設置スペースをとらない薄型テレビに対するニーズが高まりを見せており、国内家庭用プラズマテレビの市場は、2001年度の8万台から2002年度は25万台*1へと高い伸長が見込まれています。
 当社は、既に商品化した50V形、42V形BSデジタルプラズマテレビ加え、今回、プラズマテレビ市場の拡大に対応すべく、薄型でコンパクトでありながら、36形ワイドブラウン管テレビよりも大画面を実現した、35V形BSデジタルプラズマテレビ*2を商品化します。

*1 当社調べ
*2 当社36形ワイドブラウン管テレビ画面寸法(幅X高さ)74.6cmX42.0cm、
35V形プラズマテレビ画面寸法(幅X高さ)78.6cmX44.2cm

新製品の主な特長

  1. 高画質

    (1) 高輝度・高コントラスト35V形プラズマモジュールの採用
    新開発のプラズマモジュールは、外光の映り込みを抑えて黒再現性を高める「ブラックストライプ」や、発光スペクトルの適正化によりプラズマ特有の不要な発光色を低減する「3原色カラーフィルター」、1つ1つの表示セルを分離する「セル隔壁構造」に加え、高開口率表示セルの採用や透明電極の最適化により、明るい部屋の中でもクッキリと見える高コントラスト、高輝度を実現しています。また、高い色再現性を達成していますので、自然で鮮やかな映像を楽しむことができます。
    (2) 新開発の広帯域デジタル映像処理/グラフィックス用LSI「CONQUEST」の採用
    デジタル映像処理/グラフィックス回路に、当社が独自に開発した0.18ミクロンルールの高集積高速LSI「CONQUEST」を採用することにより、高精細映像のBSデジタルハイビジョン放送の高画質映像処理を実現するとともに、地上波放送やビデオなどのアナログ信号も新プログレッシブ方式で高画質に再現します。

  2. 高音質

    (1) 新バズーカシステム
    独立したデジタルアンプで駆動する2本のバズーカウーハーをモニター背面に配置し、前面左右に2wayスピーカーを配置した新バズーカシステムと、総合音声出力37Wの大出力アンプにより、重低音から中高音まで迫力ある音声を忠実に再現します。
    (2) デジタルサラウンド再生
    TruSurround DIGITAL 5.1CH方式を採用することにより、新バズーカシステムとあいまって、包み込むように自然で立体感のあるサラウンド空間を提供します。
    (3) 光デジタル音声出力端子
    BSデジタル放送の最大5.1chのデジタルサラウンド音声を、AAC対応AVアンプとスピーカーシステムとの組み合わせによって、本格的なデジタルサウンドで楽しめます。また、RI EXオーディオコントロールシステムの採用により、テレビのリモコンでRI EX対応AVアンプの電源、音量コントロールが可能です。

  3. リビングにすっきり収まるコンパクト設計

    (1) 省スペースコンパクト設計
    36形のワイドブラウン管テレビよりも大画面*1ながら、BSデジタルプラズマテレビとしてトップクラスの横幅89.3cm*2のコンパクト設計で、お部屋のコーナーに設置する際の奥行きは21形のブラウン管テレビ*3以下を実現しました。
    (2) モニターの壁掛け設置にも対応
    モニターとチューナーを分離することで、モニターのみの壁掛け設置*4にも対応。お客様のニーズに合わせて自由な設置レイアウトが可能です。
    (3) 自由なスピーカー設置
    2wayスピーカーはモニターボトム、サイドのどちらにも配置でき、バズーカウーハー、2wayスピーカーとも本体から分離して設置することも可能で、お部屋にあわせた自由なレイアウトを行えます。

    *1 当社36形ワイドブラウン管テレビ画面寸法(幅X高さ)74.6cmX42.0cm、
    35V形プラズマテレビ画面寸法(幅X高さ)78.6cmX44.2cm
    *2 2wayスピーカーボトム設置時
    *3 当社21形テレビとの比較
    *4 壁掛け設置には別売の壁掛け金具が必要です

  4. AVデジタルネットワークに対応

    (1) スマートメディアTMスロットとSDメモリカードスロット搭載
    スマートメディアTMスロットとSDメモリカードスロットを搭載しており、デジタルスチルカメラで撮影した写真をプラズマ画面で高画質に再生できます。
    (2) i.LINK端子を装備
    デジタル記録・再生機器とケーブル1本で簡単に接続できるi.LINK端子を2端子装備しています。
    D-VHSビデオと接続することで、BSデジタル放送をデジタル信号のまま記録、再生することができます。また、画面に表示されるコントロールパネルを使って、テレビのリモコンでD-VHSビデオの操作が可能です。

  5. 多彩な機能

    (1) 二画面機能
    BSデジタル放送と、地上波アナログ放送を二画面で表示することができます。チャンネルリスト表示で簡単な選局を可能にし、使い勝手も高めています。
    (2) 電子番組表(EPG)
    BSデジタル放送で送られてくる1週間分*1のBSデジタル放送の番組表を表示します。映画やスポーツなどのジャンル別の色分けも可能で、多チャンネルでもすばやく見たい番組を探し出せます。また、i.LINKを使ったD-VHSビデオへのデジタル録画や、ビデオコントロール機能を使ったアナログ録画予約も、この電子番組表から簡単に行えます。
    (3) ジャンル検索*2
    映画やスポーツ、音楽、ドラマなどのジャンルをアイコン(絵文字)表示しており、アイコンを選択することで、ジャンルごとに番組を探し出すことができます。
    (4) 番組チェック*2
    現在放送中の番組をリスト表示します。また、次の番組も表示できますので、確認、選局、予約などを簡単に行えます。

    *1 電子番組表で表示できる日数は電波で送られてくる情報で決まります。
    *2 BSデジタル放送のみ。

新製品の主な仕様

お問い合わせ先

お客さまからの商品に関する
お問い合わせ先
映像ネットワーク事業部 TEL 03(3457)8344


  • Trusurround DIGITAL 5.1CH方式は、SRS Labs. Inc の商標です。
  • スマートメディアTMは、株式会社東芝の商標です。
  • i.LINKは、ソニー株式会社の商標です。


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