MAN&LAN向け高速光通信トランシーバの新製品発売について

2002年7月16日

光通信ネットワークのトータルソリューションを展開

TOTR360-D(左)、TOTR310-D(右)

 当社は、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)及びローカル・エリア・ネットワーク(LAN)の構築に使用される光通信用デバイスの新製品として、高速伝送速度2.5Gb/sに対応した光トランシーバ「TOTR310-D」など4品種を製品化します。新製品のサンプル出荷は7月末から行い、量産は2002年秋から開始します。当社はすでに事業化している高速バックボーン通信用に加えて、本製品群をラインナップすることにより、光通信ネットワークのトータルソリューションを展開していきます。

 新製品は、中距離ネットワークのMANや短距離ネットワークのLANで使用できる、MSA(Multi Source Agreement)に準拠した2.5Gb/sのSFF(Small Form Factor)対応光トランシーバです。新製品をルータ、スイッチなどのネットワーク機器に搭載することにより、高速伝送システムの構築が可能になります。また、4品種とも2.5Gb/sでの通信が可能ですので、SONET(Synchronous Optical Network)、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)からGbE(Gigabit Ethernet)、ファイバチャネルまで幅広い分野で使用することが可能です。

 新製品は、本日から幕張メッセ(千葉県千葉市)にて開催されるインタオプト2002において展示します。当社は、同時に展示する10Gb/s光トランスポンダ、ファーストイーサネット、IEEE1394やホームネットワークで使用されるトスリンクなどをラインナップしており、光通信のトータルソリューションを実現していきます。

新製品の主な概要

新製品の主な概要

新製品の開発の背景 

 ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)やFTTH(Fiber To The Home)などの普及により本格的なブロードバンド通信の時代が訪れようとしています。インターネットの高速化には、バックボーン回線の増強・高速化のみでなく、MANやLAN環境の増強・高速化が必要になります。

 当社は、半導体レーザを用いた光通信デバイスとしては、主にバックボーン回線で使用される製品の開発を行ってきましたが、今回、MANやLAN環境化で使用できる光通信デバイスを開発しました。今後も、バックボーン回線からMAN、LAN、ホームネットワークまで、来たるべきブロードバンド時代に適した光通信ソリューションの提供に努めていきます。

新製品の主な仕様

(1) CWDM(Course Wavelength Division Multiplexing)対応SFF光トランシーバ
新製品の主な仕様

(2)2.5Gb/s SFF光トランシーバ
新製品の主な仕様

(3)850nm VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)光トランシーバ
新製品の主な仕様

お問い合わせ先

お客様からの
お問い合わせ先
セミコンダクター社
オプトデバイス企画営業担当
TEL 03(3457)3431


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。